
1級管工事施工管理技士の過去問、公式で配っていないかな。
第一次の結果が出たので、12月の第二次に向けて準備したい。

過去問は、試験を行っている全国建設研修センターがPDFで公開しています。
この記事では、入手先と公開期限、令和8年度第一次の出題テーマ、第二次の形式、合格率を公式資料から整理します。
🎯 この記事の結論
過去問は、全国建設研修センターの公式サイトで問題と正答肢をPDFで公開しています(公開は1年間)。
令和8年度の第一次は10月8日(木)に合格発表があり、受検27,740人・合格10,979人(39.6%)でした。
第二次検定は12月6日(日)、合格発表は令和9年3月3日(水)です。
令和7年度の第二次は全5問で、自分の工事を書く経験記述はありませんでした。
第二次の解答は公表されません。
📋 この記事でわかること
- 公式の過去問(問題・正答肢)の入手先と公開期限
- 第一次検定の構成と合格基準(応用能力の足切り)
- 令和8年度第一次の出題テーマ
- 令和7年度第二次の全5問のテーマ
- 合格率と、12月6日に向けた準備
📥 1級管工事施工管理技士の過去問は公式サイトで公開されている
1級管工事施工管理技術検定は、国土交通大臣の指定を受けた一般財団法人全国建設研修センターが実施しています。
同センターの「試験問題/正答肢」のページで、問題と第一次検定の正答肢がPDFで公開されています。
2026年10月8日時点で公開されている1級管工事の問題は次のとおりです。
| 回・区分 | 問題PDF | 正答 | 公開期間 |
|---|---|---|---|
| 令和8年度 第一次(9月6日) | 問題A(午前)/問題B(午後) | 正答肢(訂正あり) | 令和8年9月7日から1年間 |
| 令和7年度 第二次(12月7日) | 問題 | 解答は公表なし | 掲載日から1年間 |
⚠️ 正答肢の訂正と公開期限
令和8年度の第一次は、正答肢の発表後に3問の訂正がありました。
問題BのNo.1は(2)(4)のどちらも正解、No.25とNo.26は(1)のみを正解として採点されています。
正答肢のPDFは訂正後の内容なので、自己採点はこのPDFで行ってください。
令和7年度の第二次の問題は、令和8年度の第二次(12月6日)とほぼ同じ時期に公開期間が終わる見込みです。早めに保存しておきましょう。
📝 第一次検定の構成|60問を解答し、応用能力にも足切りがある
| 区分 | 問題番号 | 解答する数 |
|---|---|---|
| 問題A(午前) | No.1〜14 | 14問すべて |
| No.15〜37 | 23問から12問を選択 | |
| No.38〜44 | 7問すべて | |
| 問題B(午後) | No.1〜9 | 9問すべて |
| No.10〜21 | 12問から10問を選択 | |
| No.22〜29(施工管理法・応用能力) | 8問すべて(各問、適当でないものを2つ選ぶ) |
解答するのは必須38問・選択22問の合計60問です。
合格基準は、60問中36問以上(60%)かつ、応用能力8問中4問以上(50%)です。
応用能力の8問は「適当でないものを二つ選ぶ」形式で、2つとも正しく選ばないと得点になりません。
🗂️ 令和8年度第一次で何が出たか
| 範囲 | 令和8年度に出たテーマ |
|---|---|
| 問題A No.1〜14(必須) | 日射、円管の流れ(3問)、流体、熱、壁体の熱移動、湿り空気線図、温室効果ガス、結露、音・振動・腐食、低圧三相誘導電動機、電気工事、鉄筋コンクリート造(2問) |
| 問題A No.15〜37(12問選択) | 省エネルギー、空気調和方式、冷房時の空気線図、変風量単一ダクト方式、熱負荷、地域冷暖房、蓄熱方式、必要換気量の計算、換気、機械排煙(2問)、上水道の浄水施設、下水道、給水(2問)、中央式給湯、排水・通気(3問)、スプリンクラー、ガス、JISの建築設備、浄化槽 |
| 問題A No.38〜44(必須) | 空気調和機、冷却塔、保温・保冷、配管材料、ダクト、公共工事標準請負契約約款、設計図書 |
| 問題B No.1〜9(必須) | 申請書等と提出先、ネットワーク工程表、品質管理、安全管理、機器の据付け、配管、ダクト、保温・保冷、防振 |
| 問題B No.10〜21(10問選択) | 安全管理(2問)、年少者の就業制限、建築基準法(2問)、施工体系図、元請負人の義務、スプリンクラー設備(2問)、建築物の階数、フロン排出抑制法、産業廃棄物 |
| 問題B No.22〜29(応用能力・必須) | 施工計画、工程管理、品質管理、安全管理、機器の据付け、配管、ダクト、腐食・防食 |
📚 第一次の過去問の使い方
📌 過去問だけで合格できる?
公式の第一次の過去問は令和8年度の1回分だけです。
問題Aの選択問題(23問から12問)は分野の幅が広いので、市販の過去問題集で年度を足して、自分が得意な分野をそろえるのが現実的です。
応用能力の8問は2つ選ぶ形式で、1問の重みが大きいので最優先で練習してください。
ネットワーク工程表の基本用語(第一次・第二次の両方で出題)
令和8年度の第一次(問題B No.2)と令和7年度の第二次(問題2)では、どちらもネットワーク工程表が出題されました。
計算の前提になる用語を整理しておきます。
| 用語 | 意味 | 計算のしかた |
|---|---|---|
| 最早開始時刻 | その作業をいちばん早く始められる時刻 | 前のイベントから順に、日数を足していく。合流する所では大きい方を採る |
| 最遅完了時刻 | 全体工期を守るために、その作業が遅くとも終わっていなければならない時刻 | 最後のイベントから逆にたどり、日数を引いていく。分かれる所では小さい方を採る |
| クリティカルパス | 開始から終了までで、所要日数がいちばん長い経路 | 全経路の日数を足して比べる。この経路の作業が遅れると全体工期が遅れる |
| トータルフロート | 作業の中で使える余裕日数。使うと後の作業の余裕も減る | (後のイベントの最遅完了時刻)−(前のイベントの最早開始時刻)−(作業日数) |
| フリーフロート | 後の作業の最早開始時刻に影響しない余裕日数 | (後のイベントの最早開始時刻)−(前のイベントの最早開始時刻)−(作業日数) |
クリティカルパス上の作業はトータルフロートが0です。
工期を短縮すると、別の経路が新たにクリティカルパスになることがあるので、短縮後に全経路をもう一度比べ直すのが確実な解き方です。
第一次の勉強の順番
| 順番 | 範囲 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 問題B No.22〜29(応用能力・必須) | 足切りがあり、2つ選ぶ形式で1問の重みが大きい |
| 2 | 問題B No.1〜9・問題A No.38〜44(必須) | 施工・機材・契約の定番テーマで、毎年の積み上げが効く |
| 3 | 問題A No.1〜14(必須) | 流体・熱・湿り空気など計算を含む基礎。公式を覚えれば得点源になる |
| 4 | 選択問題(A No.15〜37、B No.10〜21) | 得意な分野(空調か給排水か)と法規から、必要な数だけ選ぶ |
📋 第二次検定で何が出たか|令和7年度の全5問
令和7年度の第二次(12月7日)は、問題1〜3が必須、問題4と問題5から1問を選んで解答する形式でした。
試験終了は16時00分です。
| 問題 | 解答 | 令和7年度の出題内容 |
|---|---|---|
| 問題1 | 必須 | 施工の記述の適否(○×)、配管システム図、排水管継手 |
| 問題2 | 必須 | ネットワーク工程表 |
| 問題3 | 必須 | 労働安全衛生法(語句・数値の選択) |
| 問題4/5 | どちらか1問 | 問題4:空気調和設備工事の留意事項など/問題5:給排水衛生設備工事の留意事項など |
✏️ 12月6日に向けた準備
①問題2のネットワーク工程表は計算で確実に点が取れるので、クリティカルパス・フロート・工期延長の計算を繰り返し練習する。
②問題4・5は、自分が普段担当している空調か給排水衛生のどちらかに絞り、機器ごとの留意事項を短く書けるようにしておく。
③問題1の配管システム図は、図の誤りを見つけて改善策を書く形式なので、標準的な配管方式と継手の名称・特徴を整理しておく。
④答案は、施工管理の経験がある上司や、講座の添削で見てもらう。
📅 令和8年度の日程

| 項目 | 令和8年度 |
|---|---|
| 申込受付 | インターネット 5月7日(木)〜5月21日(木) |
| 第一次検定 | 9月6日(日)→合格発表 10月8日(木) |
| 第二次検定 | 12月6日(日)→合格発表 令和9年3月3日(水) |
| 受検手数料 | 第一次12,700円/第二次12,700円(非課税) |
| 受検資格 | 第一次は令和8年度中に19歳以上。第二次は令和10年度まで旧受検資格・新受検資格のどちらでも受検可 |
📈 1級管工事施工管理技士の合格率

| 年度 | 第一次 受検→合格 | 第一次 合格率 | 第二次 受検→合格 | 第二次 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 令和8年度 | 27,740→10,979人 | 39.6% | (令和9年3月3日発表) | ― |
| 令和7年度 | 23,826→9,224人 | 38.7% | 6,886→4,360人 | 63.3% |
| 令和6年度 | 23,240→12,147人 | 52.3% | 8,736→6,661人 | 76.2% |
| 令和5年度 | 14,990→5,628人 | 37.5% | ― | ― |
第一次は4年で37.5〜52.3%と年による差が大きく、第二次は令和6・7年度とも60%を超えました。
令和6年度から、第一次は学歴・実務経験に関係なく19歳以上で受けられるよう受検資格が改正され、受検者が大きく増えています(全国建設研修センターの発表資料による)。
出典:全国建設研修センター「1級管工事・電気通信工事・造園施工管理技術検定 第一次検定/第二次検定の合格者の発表について」(令和7・8年度。令和5・6年度の数値は同資料の前年比較欄)。令和5年度の第二次は今回確認した資料に記載がないため省略。
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🏗️ ほかの施工管理技士の過去問
「1級電気工事施工管理技士の過去問(第二次は10月18日)」
❓ よくある質問
1級管工事施工管理技士の過去問は無料で手に入りますか?
全国建設研修センターの公式サイトで、問題と第一次検定の正答肢のPDFが無料で公開されています。
公開期間は1年間で、2026年10月時点では令和8年度の第一次と令和7年度の第二次が公開されています。
令和8年度の第一次の合格発表はいつですか?
10月8日(木)です。
受検27,740人・合格10,979人で、合格率は39.6%でした。
第一次検定の合格基準は?
60問中36問以上(60%)かつ、施工管理法(応用能力)8問中4問以上(50%)です。
令和8年度の第二次検定はいつですか?
12月6日(日)です。
合格発表は令和9年3月3日(水)です。
第二次検定に経験記述はありますか?
令和7年度の第二次は全5問で、自分の工事を書く経験記述はありませんでした。
第二次検定の合格率は?
令和7年度は63.3%、令和6年度は76.2%でした。
第一次検定は実務経験がなくても受けられますか?
令和8年度中に19歳以上なら、実務経験なしで第一次検定を受けられます。
第二次検定には実務経験などの要件があります。
まとめ
✅ この記事のまとめ
- 過去問は全国建設研修センターが問題と正答肢をPDFで公開(公開は1年間・第二次の解答はなし)
- 第一次は60問を解答し、36問以上かつ応用能力8問中4問以上で合格
- 令和8年度の第一次は10月8日発表・合格率39.6%
- 第二次は12月6日、令和7年度は全5問で経験記述なし
- 第二次の合格率は令和6年度76.2%、令和7年度63.3%
出典:一般財団法人全国建設研修センター「1級管工事施工管理技術検定」「試験問題/正答肢」、各回の「合格者の発表について」、検定問題PDF。2026年10月8日確認。


