
1級土木施工管理技士の過去問、公式で配っていないかな。
10月の第二次でどんな問題が出たのかも知りたい。

過去問は、試験を行っている全国建設研修センターがPDFで公開しています。
この記事では、入手先と公開期限、令和8年度の第一次・第二次で何が出たか、合格率4年分を公式資料から整理します。
🎯 この記事の結論
過去問は、全国建設研修センターの公式サイトで問題と正答肢をPDFで公開しています。
公開期間は試験の翌日から1年間で、古い年度は残っていません。
令和8年度の第二次検定は10月4日(日)に終わり、合格発表は令和9年1月8日(金)です。
第二次の解答は公表されません。
令和8年度の第一次は受検50,012人・合格24,927人(49.8%)、令和7年度の第二次は38.9%でした。
📋 この記事でわかること
- 公式の過去問(問題・正答肢)の入手先と公開期限
- 第一次検定の構成と合格基準(施工管理法の足切り)
- 令和8年度第一次の出題テーマ(全101問)
- 令和8年度第二次(10月4日)の全11問のテーマ
- 合格率4年分と、来年に向けた勉強の進め方
📥 1級土木施工管理技士の過去問は公式サイトで公開されている
1級土木施工管理技術検定は、国土交通大臣の指定を受けた一般財団法人全国建設研修センターが実施しています。
同センターの「試験問題/正答肢」のページで、問題と第一次検定の正答肢がPDFで公開されています。
2026年10月7日時点で公開されている1級土木の問題は、次のとおりです。
| 回・区分 | 問題PDF | 正答 | 公開期間 |
|---|---|---|---|
| 令和8年度 第一次(7月5日) | 問題A(午前)/問題B(午後) | 正答肢 | 令和8年7月6日から1年間 |
| 令和8年度 第二次(10月4日) | 問題 | 解答は公表なし | 掲載日から1年間 |
⚠️ 公開は1年間
全国建設研修センターは、試験問題と正答番号の公表期間を「1年間」としています。
令和7年度以前の1級土木の問題は、公式ページには残っていません。
令和8年度の問題を使う予定がある人は、今のうちにPDFを保存しておきましょう。
📝 第一次検定の構成|70問を解答し、施工管理法にも足切りがある
第一次検定は、午前の問題Aと午後の問題Bに分かれています。
令和8年度の解答の仕方は次のとおりでした。
| 区分 | 問題番号 | 解答する数 |
|---|---|---|
| 問題A(午前) | No.1〜5 | 5問すべて |
| No.6〜20 | 15問から12問を選択 | |
| No.21〜54 | 34問から10問を選択 | |
| No.55〜66 | 12問から8問を選択 | |
| 問題B(午後) | No.1〜20 | 20問すべて |
| No.21〜35(施工管理法・応用能力) | 15問すべて |
解答するのは必須40問・選択30問の合計70問です。
合格基準は、70問中42問以上(60%)かつ、施工管理法(応用能力)15問中9問以上(60%)です。
全体で42問を超えても、応用能力の15問で9問に届かないと不合格になります。
🗂️ 令和8年度第一次で何が出たか|全101問のテーマ
公式の問題PDFから、出題テーマを範囲ごとに書き出しました。
| 範囲 | 令和8年度に出たテーマ |
|---|---|
| 問題A No.1〜5(必須) | 土の構成、土の締固めの性質、片持梁の等分布荷重、部材の軸方向力、水槽の側面の水圧 |
| 問題A No.6〜20(12問選択) | 土質試験結果の活用、道路盛土、TSを用いた出来形管理、土量の変化、軟弱地盤対策、コンクリートの材料(2問)・配合・打込み・養生、暑中コンクリート、道路橋の鉄筋、既製杭、場所打ち杭、土留め工 |
| 問題A No.21〜54(10問選択) | 鋼道路橋の架設・溶接、耐候性鋼橋、アルカリシリカ反応、塩害、河川堤防の盛土・護岸の根固め・樋門樋管、砂防堰堤、渓流保全工、急傾斜地崩壊防止工、アスファルト舗装(4問)、排水性舗装、コンクリート舗装、ダムの基礎掘削・重力式ダム、山岳トンネル(2問)、養浜、海岸堤防、防波堤、水中コンクリート、鉄道の路盤・軌道・営業線近接工事、シールド工法、鋼構造物塗装、上水道管の更新、下水道管渠の更生、小口径管推進、薬液注入 |
| 問題A No.55〜66(8問選択) | 労働基準法(2問)、労働安全衛生法(2問)、建設業法(2問)、道路法、河川法、建築基準法、騒音規制法、振動規制法、港則法 |
| 問題B No.1〜20(必須) | 測量(TS)、公共工事標準請負契約約款、逆T型擁壁の配筋図、建設機械の動向、施工計画、ネットワーク式工程表、施工体制、労働安全衛生(5問:安全衛生管理体制・技能講習・土止め支保工・足場など)、コンクリート構造物の解体、機械式鉄筋継手、舗装の品質管理、レディーミクストコンクリート、騒音・振動、土壌汚染、建設発生土、コンクリートの再資源化 |
| 問題B No.21〜35(必須・応用能力) | 仮設工事計画、建設機械の選定、施工体制台帳、工事の進捗管理、工程管理(3問)、車両系建設機械、クレーン等安全規則、埋設物・架空線の防護、労働者の健康管理、品質管理、情報化施工(TS)、鉄筋の加工・組立の検査、プレキャスト部材の接合 |
💡 点の取り方
問題Bの35問はすべて必須で、合格ラインの42問の大半をここで取る形になります。
応用能力の15問には「①〜④のうち適当なものの数」を答える形式もあり、1つでも判断を誤ると落とすので、正答肢で採点して間違えた論点を必ず見直します。
問題AのNo.21〜54は34問から10問なので、担当している工種(道路・河川・鉄道など)から10問をそろえるのが近道です。
📋 令和8年度第二次(10月4日)で何が出たか|全11問
第二次検定は、問題1〜3が必須、問題4〜7から2問、問題8〜11から2問を選んで解答します。
選択問題は3問以上解答すると減点です。
| 問題 | 解答 | 令和8年度の出題内容 |
|---|---|---|
| 問題1 | 必須 | 経験記述。工事概要を書き、〔設問1〕安全管理、〔設問2〕工程管理について記述 |
| 問題2 | 必須 | レディーミクストコンクリートの穴埋め |
| 問題3 | 必須 | 建設廃棄物の現場内保管(記述) |
| 問題4〜7 | 2問選択 | 問題4:コンクリートの養生の穴埋め/問題5:盛土の締固め管理の穴埋め/問題6:墜落等による危険の防止の穴埋め/問題7:分別解体等の計画の穴埋め |
| 問題8〜11 | 2問選択 | 問題8:切土法面の排水処理/問題9:コンクリートのひび割れ防止/問題10:移動式クレーン作業の災害防止/問題11:騒音防止(いずれも記述) |
問題1(経験記述)で書く項目
問題1は、工事概要の記述漏れ、または設問1が無記載・設問と違う内容の場合、不合格になります。
経験した工事でないと分かった場合は失格です。
✏️ 準備のしかた(型)
①工事概要は、実際の工事の書類で確認して書き出す。
②「現場状況→技術的課題→検討項目」を1本の筋でつなぐ。どんな条件だから何が問題になり、何を検討したのかを具体的に書く。
③「対応処置→評価」は、実際に行った処置と、その結果どうなったかを分けて書く。令和8年度は「評価」まで求められました。
④安全・工程に加えて、品質管理や環境保全でも同じ型で書けるように用意しておくと、出題が変わっても対応できます。
📅 令和8年度の日程と、合格発表

| 項目 | 令和8年度 |
|---|---|
| 申込受付 | インターネット 3月23日(月)〜4月6日(月) |
| 第一次検定 | 7月5日(日)→合格発表 8月13日(木) |
| 第二次検定 | 10月4日(日)→合格発表 令和9年1月8日(金) |
| 受検手数料 | 第一次12,000円/第二次12,000円(非課税)。インターネット申込は事務手続手数料250円 |
| 受検資格 | 第一次は令和8年度中に19歳以上。第二次は令和10年度まで旧受検資格・新受検資格のどちらでも受検可 |
合格発表日には、合格者・不合格者の全員に文書で通知され、センターのホームページで合格者の受検番号が公表されます。
欠席者への通知はありません。
📈 1級土木施工管理技士の合格率|令和5〜8年度

| 年度 | 第一次 受検→合格 | 第一次 合格率 | 第二次 受検→合格 | 第二次 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 令和8年度 | 50,012→24,927人 | 49.8% | (令和9年1月8日発表) | ― |
| 令和7年度 | 47,715→20,547人 | 43.1% | 24,667→9,603人 | 38.9% |
| 令和6年度 | 51,193→22,705人 | 44.4% | 27,220→11,224人 | 41.2% |
| 令和5年度 | 32,931→16,311人 | 49.5% | 27,304→9,060人 | 33.2% |
第一次は4年とも43〜50%、第二次は33〜41%で、第二次のほうが厳しい試験です。
令和6年度から第一次の受検者が大きく増えています。同じ令和6年度から、19歳以上なら学歴・実務経験に関係なく第一次を受けられるよう受検資格が見直されました(全国建設研修センターの発表資料による)。
出典:全国建設研修センター「1級土木施工管理技術検定 第一次検定/第二次検定の合格者の発表について」(令和7〜8年度。令和5・6年度の数値は同資料の前年比較欄)。
📚 過去問を使った勉強の進め方
第一次は「午後の35問」から固める
令和8年度の問題Aと問題Bを、本番と同じ時間で解いて正答肢で採点します。
問題Bは全問必須で、応用能力の15問には足切りがあるため、ここで安定して点が取れるかを最初に確かめます。
公開されている過去問は1回分しかないので、市販の過去問題集で年度を足すと演習量が確保できます。
第二次は「問題1を書いて、誰かに見てもらう」
第二次は解答が公表されず、問題1の経験記述は採点の基準も示されません。
書いた答案は、施工管理の経験がある上司や、講座の添削で見てもらうのが近道です。
問題2〜11は穴埋めと短い記述で、品質管理・安全・環境(廃棄物・騒音・副産物)が中心でした。
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🏗️ 関連する過去問の記事
🤔 過去問だけで合格できる?
公式PDFは問題と正答肢だけで、解説はありません。
全国建設研修センターは試験問題と正答番号の公表期間を1年間としているので、古い年度は手元に保存しておかないと解けなくなります。
建設業法の問題は、改正で正しい内容が変わることがあるため、最新の年度から解くのが安全です。
| 教材 | 強み | 弱み |
|---|---|---|
| 公式PDF | 無料・本物の問題・正答肢つき | 解説なし・法改正に未対応 |
| 市販の過去問題集 | 選択肢ごとの解説つき・改正に合わせて改訂 | 有料 |
| 過去問アプリ | スキマ時間に解ける・分野別に出題できる | 解説の質がアプリごとに違う |
| 通信講座 | 解説講義・改正情報・質問できる講座もある | 費用がかかる |
第二次検定の記述式は正答が公表されないため、答案を見てもらえる教材を併用すると独学の弱点を補えます。
❓ よくある質問
1級土木施工管理技士の過去問は無料で手に入りますか?
全国建設研修センターの公式サイトで、問題と第一次検定の正答肢のPDFが無料で公開されています。
公開期間は1年間で、2026年10月時点で公開されているのは令和8年度の第一次と第二次です。
第二次検定の解答はありますか?
第二次検定の解答は公表されません。
令和8年度の第二次検定の合格発表はいつですか?
令和9年1月8日(金)です。
合格者・不合格者に文書で通知され、センターのホームページで合格者の受検番号が公表されます。
第一次検定の合格基準は?
70問中42問以上(60%)かつ、施工管理法(応用能力)15問中9問以上(60%)です。
第一次検定の合格率は?
令和8年度は49.8%、令和7年度は43.1%、令和6年度は44.4%、令和5年度は49.5%でした。
第二次検定の合格率は?
令和7年度は38.9%、令和6年度は41.2%、令和5年度は33.2%でした。
第一次検定は実務経験がなくても受けられますか?
令和8年度中に19歳以上なら、実務経験なしで第一次検定を受けられます。
第二次検定には実務経験などの要件があります。
まとめ
✅ この記事のまとめ
- 過去問は全国建設研修センターが問題と正答肢をPDFで公開。公開は1年間、第二次の解答はなし
- 第一次は70問を解答し、42問以上かつ応用能力15問中9問以上で合格
- 令和8年度の第二次は10月4日に実施、合格発表は令和9年1月8日
- 第二次の問題1は安全管理・工程管理で、対応処置とその評価まで問われた
- 合格率は第一次43.1〜49.8%、第二次33.2〜41.2%(令和5〜8年度)
出典:一般財団法人全国建設研修センター「1級土木施工管理技術検定」「試験問題/正答肢」、各回の「合格者の発表について」、検定問題PDF。2026年10月7日確認。


