
2級建築施工管理技士の過去問、無料で手に入らないかな。
11月の試験まで、あと1か月しかない。

過去問は、試験を行っている建設業振興基金がPDFで公開しています。
この記事では、公式の問題と正答肢の入手先、令和8年度後期の日程、過去5年の合格率を、すべて公式資料から整理します。
🎯 この記事の結論
過去問は、建設業振興基金の公式サイトで問題と正答肢をPDFで無料公開しています。
第一次検定の正答肢は、問題PDFの最後のページに載っています。
第二次検定の記述式(問題1〜3)は、正答が公表されません。
令和8年度後期の試験日は11月8日(日)です。
合格発表は、第一次が12月21日(月)、第二次が令和9年2月5日(金)です。
後期の合格率は、過去5年で第一次36.3〜50.5%、第二次32.0〜40.7%です。
📋 この記事でわかること
- 公式の過去問(問題・正答肢)の入手先と年度一覧
- 第一次・第二次検定の問題の構成と合格基準
- 令和8年度後期の日程と受検手数料
- 後期の合格率(過去5年)
- 11月8日までの過去問の使い方
📥 2級建築施工管理技士の過去問は公式サイトで公開されている
2級建築施工管理技術検定は、国土交通大臣の指定を受けた一般財団法人建設業振興基金が実施しています。
同基金の「過去の受検状況・検定問題・合格基準」のページで、検定問題と正答肢がPDFで公開されています。
公式ページから直接リンクされているのは直近の年度です。
下の表には、2026年10月7日時点で公式サーバーから開けた年度のPDFをまとめました。
| 年度・区分 | 問題PDF | 正答の扱い |
|---|---|---|
| 令和8年度 前期 第一次(6月14日) | 問題 | 公式ページに掲載 |
| 令和7年度 後期 第一次(11月9日) | 問題 | 最終ページに正答肢(案)の表 |
| 令和7年度 第二次(11月9日) | 問題 | 記述式(問題1〜3)は正答の公表なし |
| 令和6年度 後期 第一次・第二次(11月24日) | 第一次/第二次 | 公式ページからのリンクは終了 |
| 令和5年度 後期 第一次・第二次(11月12日) | 第一次/第二次 | 同上 |
| 令和4年度 後期 第一次・第二次(11月13日) | 第一次/第二次 | 同上 |
| 令和3年度 後期 第一次・第二次(11月14日) | 第一次/第二次 | 同上 |
令和6年度以前のPDFは、公式ページからリンクされていません。
公開が終わる可能性があるので、使う年度は早めに保存しておくと安心です。
⚠️ 注意
令和7年度の正答肢には「(案)」と付いています。
正式な合格基準と結果は、建設業振興基金の「実施結果・合格基準(確定)」で確認してください。
📝 第一次検定の構成|50問から40問を解答する
第一次検定は、50問が出題され、そのうち40問に解答する形式です。
各問題1点の40点満点で、合格基準は「40問中24問以上正解」(60%)です。
令和7年度後期の問題で、解答の仕方は次のとおりでした。
| 問題番号 | 解答する数 | 形式 |
|---|---|---|
| No.1〜4 | 4問すべて | 四肢択一 |
| No.5〜14 | 10問から5問を選択 | 四肢択一 |
| No.15〜17 | 3問すべて | 四肢択一 |
| No.18〜27 | 10問から7問を選択 | 四肢択一 |
| No.28〜37 | 10問すべて | 四肢択一 |
| No.38〜42 | 5問すべて(施工管理法の能力問題) | 五肢択一 |
| No.43〜50 | 8問から6問を選択 | 四肢択一 |
選択問題は、指定数を超えて解答すると減点されます。
試験時間は、令和7年度後期で10時15分から12時45分でした。
解答はHBの黒鉛筆か黒シャープペンシルでマークし、ボールペンは採点されません。
🗂️ 第一次検定で何が出たか|令和7年度後期の出題テーマ
公式の問題PDFから、令和7年度後期の出題テーマを範囲ごとに書き出しました。
( )内は令和8年度前期にも出たテーマです。
| 範囲(解答数) | 令和7年度後期に出たテーマ |
|---|---|
| No.1〜4(全問) | 照明、鉄筋コンクリート構造(前期も)、単純梁のせん断力(前期も単純梁)、鋼材(前期も) |
| No.5〜14(10問から5問) | 結露、音(前期も)、鉄骨構造・鉄骨の部材(前期も)、地盤と基礎構造、構造材料、単純梁の曲げモーメント図(前期も)、セラミックタイル(前期もタイル)、建具の性能試験、ボード類 |
| No.15〜17(全問) | 屋外排水工事、電気設備の用語(前期も電気設備)、給排水設備 |
| No.18〜27(10問から7問) | 遣方・墨出し(前期も)、地業工事、鉄筋の継手・定着、せき板と支柱の取りはずし、鉄骨の建方、シート防水、セルフレベリング材塗り、鋼製建具、ビニル床シート張り、外部仕上改修 |
| No.28〜37(全問) | 事前調査(前期も)、仮設計画(前期も)、材料の保管(前期も)、工程管理(前期も)、バーチャート工程表(前期も)、品質管理(前期も)、品質管理の用語(前期も)、ガス圧接の不合格処置、作業主任者(前期も) |
| No.38〜42(全問・能力問題) | 型枠のセパレータ、木造在来軸組構法、張り石の乾式工法、金属製折板葺 |
| No.43〜50(8問から6問) | 建築基準法の用語、採光・換気、建設業の許可(前期も)、請負契約書の記載事項、現場の技術者の業務(前期も技術者)、元方安全衛生管理者、建設資材(前期も) |
💡 優先したい範囲
No.28〜37の施工管理は、事前調査・仮設計画・材料の保管・工程管理・バーチャート・品質管理・作業主任者が2回続けて出題されています。
全問解答の10問なので、ここで点を落とさないことが24問ラインへの近道です。
No.38〜42の能力問題は五肢択一で、正しいものを選ぶ問題が多いので、選択肢を最後まで読み比べてください。
✍️ 第二次検定の構成|記述式3問+択一2問
令和7年度の第二次検定は、5問の出題でした。
問題1〜3が記述式、問題4・5が四肢択一式です。
問題5は、受検種別(建築・躯体・仕上げ)ごとに解く問題が分かれます。
| 問題 | 形式 | ポイント |
|---|---|---|
| 問題1 | 記述式 | 自分の経験を踏まえて答える(令和7年度は工事の遅延防止等) |
| 問題2・3 | 記述式 | 正答の公表なし |
| 問題4 | 四肢択一 | 正答肢あり |
| 問題5 | 四肢択一 | 建築は5-A、躯体は5-B、仕上げは5-Cを解答 |
令和7年度の問題1は、問題用紙に示された「解体」「新築」「改修」の工事から1つを選び、その工事を前提に答える形でした。
試験時間は14時15分から16時15分の2時間でした。
合格基準は、得点が60%以上です。
📋 第二次検定で何が出たか|令和6・7年度の問題1と全5問
| 問題 | 令和7年度の出題内容 |
|---|---|
| 問題1(記述) | 工事の遅延防止(示された工事から1つ選んで記述) |
| 問題2(記述) | 建築工事の用語(説明と施工上の留意点) |
| 問題3(記述) | 工程(工程表・出来高表) |
| 問題4(択一) | 建設業法・建築基準法などの条文の穴埋め |
| 問題5(択一) | 受検種別(建築・躯体・仕上げ)ごとの施工の語句・数値の選択 |
⚠️ 問題1は「自分の工事」ではなく「示された工事」で書く
令和6年度・令和7年度とも、問題1は問題用紙に示された新築・解体・改修の工事から1つを選んで答える形式でした。
令和6年度のテーマは施工計画時の検討事項(作業方法・資材の取扱い・養生)、令和7年度は工事の遅延防止で、テーマは年ごとに変わっています。
自分の現場の経験記述を丸暗記するより、「材料・機械・作業員・養生・搬出入」の視点ごとに、要因と対策をすぐ書ける準備が向いています。
📅 令和8年度後期の日程|試験は11月8日(日)

| 項目 | 令和8年度(後期) |
|---|---|
| 申請受付 | ネット申請 6月29日(月)〜7月27日(月)/書面申請 7月13日(月)〜7月27日(月)(受付終了) |
| 試験日 | 11月8日(日) |
| 第一次検定の合格発表 | 12月21日(月) |
| 第二次検定の合格発表 | 令和9年2月5日(金) |
| 受検手数料 | 第一次6,150円/第二次6,150円/同時12,300円(非課税) |
| 試験地 | 札幌・青森・仙台・東京・新潟・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・鹿児島・沖縄 |
前期日程(6月14日)は第一次検定だけで、第二次検定は後期だけ実施されます。
第一次・第二次を同時に受検して第一次の得点が基準に届かなかった場合、第二次は採点されません。
第一次検定は、試験実施年度に満17歳以上なら受けられます。
📈 2級建築施工管理技士の合格率|後期の過去5年

| 年度(試験日) | 第一次 受検→合格 | 第一次 合格率 | 第二次 受検→合格 | 第二次 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 令和7年度(11/9) | 22,803→8,285人 | 36.3% | 18,320→5,991人 | 32.7% |
| 令和6年度(11/24) | 22,885→11,550人 | 50.5% | 19,283→7,851人 | 40.7% |
| 令和5年度(11/12) | 27,116→13,387人 | 49.4% | 21,859→6,999人 | 32.0% |
| 令和4年度(11/13) | 27,004→11,421人 | 42.3% | 21,625→7,924人 | 36.6% |
| 令和3年度(11/14) | 32,128→15,736人 | 49.0% | 23,380→8,205人 | 35.1% |
令和7年度は、第一次の合格率が36.3%で、前年の50.5%から大きく下がりました。
第二次は、5年とも32.0〜40.7%の範囲です。
なお、令和8年度前期の第一次は、受検15,465人・合格7,249人(46.9%)でした。
出典:建設業振興基金「令和3〜7年度 2級建築施工管理技術検定 結果表」「令和8年度 第一次検定(前期)実施結果」。
📚 11月8日までの過去問の使い方
第一次検定は「正答肢つきPDF」を時間を計って解く
第一次は、公式PDFの最終ページの正答肢で採点できます。
本番と同じ2時間30分で、令和7年度後期を1回通して解いてみてください。
選択問題は、本番で迷わないよう「どの分野を選ぶか」を先に決めておくと時間を守れます。
24問に届かなかった分野だけを、令和6年度以前のPDFで追加演習します。
第二次検定は「書いた答案を誰かに見てもらう」
記述式の問題1〜3は正答が公表されないため、自分の答案が合格水準かを独学で判断しにくいのが難点です。
問題1は自分の経験に基づいて書くので、担当した工事の概要と、工程・品質などで工夫した点を先に書き出しておきます。
書いた答案は、施工管理の経験がある上司や、講座の添削で見てもらうのが近道です。
11月8日までの学習計画(例)
| 時期 | やること |
|---|---|
| 1週目 | 令和7年度後期と令和8年度前期の第一次を時間を計って解き、正答肢で採点 |
| 2週目 | 24問に届かない範囲を、上の「2回続けて出たテーマ」から復習。選択問題で選ぶ分野を決める |
| 3週目 | 令和6・7年度の第二次の問題1を、示された工事を選んで下書き。問題2の用語を説明と留意点の形で書く練習 |
| 最終週 | 第一次をもう1回通しで解き、第二次の問題4・5の語句と数値を見直す |
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第二次検定の記述対策を、講習会で固めるという選択
技術系資格に特化した能セン(株式会社NOUSEN)は、1級・2級の建築/土木/管工事/電気工事の各施工管理技士と電験三種の受験対策講習会を開いています。通学講座とオンライン講座の両方があり、受講料の2回・3回分割払いも使えます。
※講座内容・開講日程・受講料は公式サイトの最新情報をご確認ください
📆 11月8日までの確認リスト
- 受検票の内容(試験地・集合時間)を確認する
- 令和7年度後期の第一次を、2時間30分で通して解く
- 選択問題で選ぶ分野を決めておく(指定数を超えると減点)
- 問題1に書く工事の概要と工夫した点を書き出しておく
- HBの黒鉛筆か黒シャープペンシル・消しゴムを用意する
🏗️ 1級を目指す人へ
2級の第二次まで合格したら、次は1級も視野に入ります。
1級の過去問・日程・合格率は「1級建築施工管理技士の過去問|公式PDFの入手先と合格率」にまとめています。
土木も受ける人は「2級土木施工管理技士の過去問|公開は1年間・令和8年度後期は10月25日」をご覧ください。
🤔 過去問だけで合格できる?
公式PDFは問題と正答肢だけで、解説はありません。
40問中24問の合格基準を安定して超えるには、正解の番号だけでなく、ほかの選択肢の誤りの理由まで説明できる状態が必要です。
建設業法の金額基準のように、法改正で正しい数字が変わる問題もあります。
| 教材 | 強み | 弱み |
|---|---|---|
| 公式PDF | 無料・本物の問題・正答肢つき | 解説なし・法改正に未対応 |
| 市販の過去問題集 | 選択肢ごとの解説つき・改正に合わせて改訂 | 有料 |
| 過去問アプリ | スキマ時間に解ける・分野別に出題できる | 解説の質がアプリごとに違う |
| 通信講座 | 解説講義・改正情報・質問できる講座もある | 費用がかかる |
第二次検定の記述式は正答が公表されないため、答案を見てもらえる教材を併用すると独学の弱点を補えます。
❓ よくある質問
2級建築施工管理技士の過去問は無料で手に入りますか?
建設業振興基金の公式サイトで、問題と正答肢のPDFが無料で公開されています。
令和3〜6年度のPDFも、2026年10月7日時点で公式サーバーから開けました。
第二次検定の過去問に解答はありますか?
記述式の問題1〜3は、正答が公表されません。
択一式の問題4・5は正答肢が示されます。
令和8年度後期の試験日はいつですか?
11月8日(日)です。
第一次の合格発表は12月21日(月)、第二次は令和9年2月5日(金)です。
第一次検定は何問正解すれば合格ですか?
50問中40問に解答し、40問中24問以上正解(60%)が合格基準です。
第一次検定の合格率は?
後期の過去5年は36.3〜50.5%で、令和7年度は36.3%でした。
令和8年度前期は46.9%でした。
第二次検定の合格率は?
後期の過去5年は32.0〜40.7%で、令和7年度は32.7%でした。
第一次検定は実務経験がなくても受けられますか?
試験実施年度に満17歳以上なら、実務経験なしで第一次検定を受けられます。
第二次検定には実務経験などの要件があります。
まとめ
✅ この記事のまとめ
- 過去問は建設業振興基金が問題と正答肢をPDFで公開。第二次の記述式は正答なし
- 令和8年度後期の試験は11月8日(日)、発表は第一次12月21日・第二次令和9年2月5日
- 第一次は50問中40問を解答し、24問以上正解で合格
- 後期の合格率は第一次36.3〜50.5%、第二次32.0〜40.7%(令和3〜7年度)
- 第二次の記述は、答案を誰かに見てもらう練習が近道
出典:一般財団法人建設業振興基金「2級 建築施工管理技術検定のご案内」「過去の受検状況・検定問題・合格基準」、各年度の結果表・実施結果・検定問題PDF。2026年10月7日確認。


