- 過去問は、試験を実施する日本技術士会が無料で公開している(過去問題(第一次試験))
- 公開範囲は平成23年度〜令和7年度の16回分(令和元年度は再試験を含む)。基礎科目・適性科目・専門科目20部門がすべてPDF
- 正答は別ページの「技術士第一次試験 試験問題の正答」にまとまっている
- 料金・会員登録は不要。ただし著作権の関係で、一部を省略・改変している問題がある
- 2026年度(令和8年度)の第一次試験は11月22日(日)。受験申し込みは6月に締め切られている
出典:日本技術士会「過去問題(第一次試験)」「択一式問題の正答」「令和8年度 技術士第一次試験の実施について」、科学技術・学術審議会 技術士分科会試験部会「技術士第一次試験実施大綱」(2026年10月8日確認)
技術士の第一次試験を11月に受けます。
過去問を無料で何年分か解いておきたいのですが、どこで手に入りますか。
日本技術士会のホームページに、平成23年度からの問題がPDFで並んでいます。
基礎・適性・専門の全科目がそろっていて、正答も公開されています。
技術士第一次試験の過去問は、試験を実施する公益社団法人日本技術士会が無料で公開しています。
公開されているのは、平成23年度から令和7年度までの16回分です。
基礎科目・適性科目に加えて、専門科目は20の技術部門ごとにPDFが用意されています。
本記事では、その入手先を科目・年度ごとに整理し、残り1か月半で使い切る手順をまとめました。
📖 この記事でわかること
- 技術士第一次試験の過去問を無料で手に入れる場所
- 基礎・適性科目と、専門科目20部門の年度別PDF
- 正答の確認先と、試験の時間・問題数・配点
- 11月22日の試験まで、過去問を何年分・どう解くか
- 第二次試験の過去問の公開場所

技術士第一次試験の過去問は日本技術士会が無料で公開している
技術士第一次試験は、文部科学省の指定を受けた日本技術士会が実施する国家試験です。
日本技術士会の「過去問題(第一次試験)」のページに、科目ごと・年度ごとのPDFが並んでいます。
会員登録や申し込みは必要なく、誰でもその場で開けます。
ページの冒頭には、「過去問題の中には、著作権の関係により、一部省略し、改変しているものもあります」と注意書きがあります。
図や文章の一部が省かれた問題があるので、解けない問題があっても慌てる必要はありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公開している団体 | 公益社団法人日本技術士会 |
| 公開範囲 | 平成23年度〜令和7年度(令和元年度は再試験分もあり) |
| 科目 | 基礎科目・適性科目・専門科目(20部門) |
| 形式 | PDF(科目・部門・年度ごとに1ファイル) |
| 正答 | 「択一式問題の正答」のページに年度ごとのPDF |
| 費用・登録 | 不要 |
基礎科目・適性科目の過去問PDF(直近5年度)
基礎科目と適性科目は、どの部門で受けても全員が同じ問題を解きます。
直近5年度分のPDFは次のとおりです(リンクは日本技術士会のページに置かれているPDFそのものです)。
| 年度 | 基礎科目 | 適性科目 |
|---|---|---|
| 令和7年度 | ||
| 令和6年度 | ||
| 令和5年度 | ||
| 令和4年度 | ||
| 令和3年度 |
平成23年度から令和2年度までの分も、同じ公式ページから開けます。
令和7年度の基礎科目は、5つの問題群(各6問)からそれぞれ3問を選び、計15問を解く形式でした。
5つの群は、実施大綱で次のように定められています。
| 群 | 内容 |
|---|---|
| 1群 | 設計・計画に関するもの |
| 2群 | 情報・論理に関するもの |
| 3群 | 解析に関するもの |
| 4群 | 材料・化学・バイオに関するもの |
| 5群 | 環境・エネルギー・技術に関するもの |
どの群も6問から3問を選べるので、苦手な問題は飛ばして得意な問題で点を取る戦い方ができます。
ただし、5つの群すべてから3問ずつ解く必要があるので、まったく手を付けていない群があると点を落とします。
適性科目は、技術士法第4章(技術士等の義務)にかかわる15問を、すべて解く形式です。
【PR】当ブロックは広告(プロモーション)です
📘 過去問の解説がほしいなら技術士講座も選択肢
SATには、技術士試験向けのオンライン講座があります。
内容と受講料は時期で変わるので、公式ページで確認してください。
専門科目20部門の過去問PDF(直近3年度)
専門科目は、受験を申し込んだときに選んだ1つの部門の問題だけを解きます。
20部門それぞれの直近3年度分のPDFは次のとおりです。
| 部門 | 専門科目の問題PDF | ||
|---|---|---|---|
| 01 機械部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 02 船舶・海洋部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 03 航空・宇宙部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 04 電気電子部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 05 化学部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 06 繊維部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 07 金属部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 08 資源工学部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 09 建設部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 10 上下水道部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 11 衛生工学部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 12 農業部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 13 森林部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 14 水産部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 15 経営工学部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 16 情報工学部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 17 応用理学部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 18 生物工学部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 19 環境部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
| 20 原子力・放射線部門 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |

令和7年度の専門科目(機械部門)は、35問から25問を選んで解く形式でした。
令和4年度以前の分は、同じ公式ページの各部門の欄から開けます。
自分の部門だけでなく、近い分野の部門(たとえば建設と上下水道)の問題を解くと、出題の幅を知る練習にもなります。
正答の確認先と、試験の時間・配点
過去問の正答は、日本技術士会の「技術士第一次試験 試験問題の正答」のページに、年度ごとのPDFでまとめて載っています。
問題のPDFと正答のPDFは別なので、2つを並べて開いておくと採点がしやすくなります。
試験の形式は、科学技術・学術審議会の「技術士第一次試験実施大綱」に書かれています。
| 科目 | 解答時間 | 配点 | 令和7年度の出題形式 |
|---|---|---|---|
| 基礎科目 | 1時間 | 15点満点 | 5群(各6問)から各3問、計15問 |
| 適性科目 | 1時間 | 15点満点 | 15問すべて |
| 専門科目 | 2時間 | 50点満点 | 35問から25問を選ぶ |
試験はすべて択一式(マークシート)です。
令和7年度は、専門科目が10時30分から、適性科目が13時30分から、基礎科目が15時からの順で行われました。
令和8年度の試験時間は、受験者に別途通知されます。
合格の基準は、文部科学省が年度ごとに「技術士試験合否決定基準」として定めています。
令和7年度の基準では、第一次試験は基礎・適性・専門の各科目とも「50%以上の得点」でした。
過去問で練習するときは、3科目それぞれで50%を余裕をもって上回る点を安定して取れるかを目安にすると、取りこぼしに気づきやすくなります。
試験当日の正答の確認先と自己採点の手順は、技術士第一次試験の解答速報2026と自己採点のやり方にまとめています。
適性科目で問われる「技術士法第4章」の義務
適性科目は、技術士法第4章(技術士等の義務)の規定を守る適性を問う科目です。
過去問を解く前に、第4章にどんな義務が並んでいるかを一覧で押さえておくと、問題文の読み違いが減ります。
| 条文 | 見出し | ポイント |
|---|---|---|
| 第44条 | 信用失墜行為の禁止 | 技術士・技術士補全体の信用や名誉を傷つける行為をしない |
| 第45条 | 技術士等の秘密保持義務 | 業務で知った秘密を漏らさない。技術士でなくなった後も同じ |
| 第45条の2 | 技術士等の公益確保の責務 | 公共の安全・環境の保全その他の公益を害さないよう努める |
| 第46条 | 技術士の名称表示の場合の義務 | 名称を表示するときは、登録を受けた技術部門を明示する |
| 第47条 | 技術士補の業務の制限等 | 技術士補は、技術士を補助する場合を除き、技術士補の名称で業務を行わない |
| 第47条の2 | 技術士の資質向上の責務 | 知識と技能の水準を向上させ、資質の向上に努める |
令和7年度の適性科目の1問目も、この第4章の記述が正しいかどうかを○×で組み合わせる問題でした。
問題文には、条文に近いけれど一部だけ違う表現が混ざります。
過去問で間違えた選択肢は、条文のどの言葉と違うのかを書き出しておくと、本番で同じひっかけに気づけます。
条文そのものは、e-Govの法令検索で「技術士法」と入力すると確認できます。
公式PDFを使うときの3つのコツ
日本技術士会の過去問PDFは、紙の問題冊子を画像として取り込んだ形式です。
そのため、PDFの中で文字を検索したり、問題文をコピーしたりすることはできません。
使い勝手をよくするために、次の3つを試してみてください。
コツ1:印刷して本番と同じ紙で解く
本番はマークシートと問題冊子で解くので、紙に印刷して解くほうが時間配分の練習になります。
専門科目は1部門でおよそ20ページあるので、両面印刷にすると扱いやすくなります。
コツ2:正答のPDFと並べて開く
問題のPDFには正答が載っていないので、「試験問題の正答」のページから同じ年度のPDFを開き、横に並べて採点します。
年度を取り違えないよう、ファイル名や表紙の年度を確認してから採点しましょう。
コツ3:間違えた問題の番号だけをメモする
文字検索ができない分、「令和6年度・基礎・I-3-2」のように年度・科目・問題番号を記録しておくと、見直しが速くなります。
同じ番号の問題を何度も間違えていれば、その分野が弱点だとすぐに分かります。
11月22日まで、過去問をどう使うか
2026年度の第一次試験は、11月22日(日)に行われます。
10月上旬から数えると、残りはおよそ6〜7週間です。
16回分すべてを解く時間はないので、次の順番で絞って使うのがおすすめです。
働きながら受ける人は、平日に1科目、週末に本番形式の通し練習、と分けると続けやすくなります。
専門科目は2時間あるので、週末にまとまった時間を確保して解くのが現実的です。
1〜2週目:直近3年度を、本番と同じ時間で解く
令和7年度・6年度・5年度の3科目を、それぞれ本番の時間を計って解きます。
点数よりも、基礎科目のどの群、専門科目のどの分野で落としたかを記録することが目的です。
3〜5週目:間違えた分野を、テキストと過去問で固める
間違えた問題は、正答と照らし合わせて、なぜその選択肢になるのかをテキストで確かめます。
そのうえで、令和4年度から令和2年度までの同じ分野の問題を解き、同じ型の問題に慣れておきます。
基礎科目は群ごとに選べるので、得意な群を3つ以上つくっておくと本番で安定します。
6〜7週目:直近3年度をもう一度、本番形式で解く
試験前の2週間で、直近3年度をもう一度時間を計って解きます。
3科目とも、前回より点数が安定していれば仕上がりの目安です。
✅ 過去問で確かめたいこと
- 基礎科目:5つの群のうち、確実に3問取れる群がいくつあるか
- 適性科目:技術士法第4章の義務(信用失墜行為の禁止・秘密保持・公益確保など)を説明できるか
- 専門科目:35問から25問を選ぶとき、迷わず選べる分野が25問分あるか
- 時間配分:専門科目の2時間で、見直しの時間を残せているか
第二次試験の過去問の公開場所
第一次試験に合格したあとの第二次試験の過去問も、日本技術士会が公開しています。
こちらは「過去問題(第二次試験)」のページにあります。
第二次試験の択一式問題の正答も、第一次試験と同じ「択一式問題の正答」のページから確認できます。
第一次試験の勉強をしながら第二次試験の問題を眺めておくと、どの部門・科目を選ぶかを考える材料にもなります。
第一次試験に合格すると、技術士補として登録するか、第二次試験に進むかを考える段階に入ります。
過去問だけでは足りないときの補い方
公式の過去問は16回分と量が多く、問題の質も確かです。
一方で、解説はついていないので、なぜその正答になるのかは自分で調べる必要があります。
| 方法 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 市販の過去問題集 | 解説つきで多くの年度を解きたい人 | 自分の部門に対応しているかを確認する |
| オンライン講座 | 解説講義で理由まで理解したい人 | 費用がかかる。内容を公式ページで比べる |
| テキストで分野を復習 | 間違えた分野がはっきりしている人 | 範囲を広げすぎない |
【PR】当ブロックは広告(プロモーション)です
📘 過去問の解説がほしいなら技術士講座も選択肢
SATには、技術士試験向けのオンライン講座があります。
内容と受講料は時期で変わるので、公式ページで確認してください。
【PR】当ブロックは広告(プロモーション)です
▼ スマホで学べるオンライン講座も比べる ▼
スタディングは、動画講義・テキスト・問題演習をスマホやPCで進めるオンライン講座です。技術士講座の内容・料金は公式サイトで確認できます。独学の教材と合うかを比べてから決められます。
よくある質問
Q. 技術士第一次試験の過去問は無料ですか?
無料です。
日本技術士会のホームページで、会員登録をしなくてもPDFを開けます。
Q. 何年分の過去問がありますか?
平成23年度から令和7年度までの16回分です。
令和元年度は、再試験の分も公開されています。
Q. 正答はどこで確認できますか?
日本技術士会の「技術士第一次試験 試験問題の正答」のページに、年度ごとのPDFがあります。
Q. 専門科目は全部門を解く必要がありますか?
必要ありません。
受験を申し込んだときに選んだ1つの部門の問題だけを解きます。
Q. 過去問は何年分解けばよいですか?
試験まで2か月を切っているなら、直近3年度を2回ずつ解くのを中心にするのがおすすめです。
時間に余裕があれば、令和4年度から令和2年度までの同じ分野の問題で量を増やします。
Q. 令和8年度の試験時間は決まっていますか?
日本技術士会の実施案内では、試験時間は受験者に別途通知するとされています。
令和7年度は専門科目・適性科目・基礎科目の順でしたが、受験票の案内で必ず確かめてください。
Q. 過去問に解説はついていますか?
公式の過去問は、問題と正答だけで解説はついていません。
理由まで理解したい場合は、解説つきの問題集や講座を組み合わせます。
まとめ
- 技術士第一次試験の過去問は、日本技術士会が無料で公開している
- 平成23年度〜令和7年度の16回分、基礎・適性・専門20部門がすべてPDF
- 正答は「択一式問題の正答」のページにまとまっている
- 基礎は5群から各3問・適性は15問・専門は35問から25問(令和7年度)
- 2026年度の試験は11月22日。直近3年度を中心に絞って使い切る
出典:日本技術士会「過去問題(第一次試験)」「過去問題(第二次試験)」「択一式問題の正答」「令和8年度 技術士第一次試験の実施について」、科学技術・学術審議会 技術士分科会試験部会「技術士第一次試験実施大綱」、令和7年度技術士第一次試験問題(基礎・適性・機械部門)の表紙(いずれも2026年10月8日確認)。


