- 試験日:通年実施。最初の試験日は2026年12月1日(火)
- 出願:試験日の60日前から。受付は2026年10月5日(月)10時に開始
- 受験料:13,000円(税込)。令和7年度の紙の試験は17,000円でした
- 結果:受験後1か月以内(予定)に文書で通知
出典:公益財団法人 日本国際教育支援協会「日本語教育能力検定試験(CBT)実施要項」(2026年10月5日確認)
日本語教育能力検定試験は、毎年10月に受けるものだと思っていました。
今年はいつ受けられるんですか?
令和8年度から、紙の試験はなくなりました。
パソコンで受けるCBT方式になり、12月1日から通年で受けられます。出願は10月5日に始まっています。
日本語教育能力検定試験は、昭和62年度から続く日本語教師向けの試験です。
これまでは年1回、10月の日曜日に紙の試験で行われてきました。
実施団体の日本国際教育支援協会は、令和8年度からCBT方式に全面移行すると発表しました。
本記事では、新しい試験日・出願・受験料・試験の構成と、これまでの合格率を、協会の公表資料で整理しました。
📖 この記事でわかること
- CBTの試験日と、出願できる時期
- 受験料・試験時間・配点の変更点
- 令和元年度〜令和7年度の応募者数と合格率
- 国家試験の「日本語教員試験」との違い
結論:最初の試験は12月1日から、出願は10月5日から
CBT方式の日本語教育能力検定試験は、2026年12月1日(火)に始まります。
その後は、年間を通して試験が行われます。
出願は、受けたい試験日の60日前から受け付けます。
最初の受付は、2026年10月5日(月)の10時に始まりました。
試験会場は、全国47都道府県にあるテストセンターです。
予約できる日時と会場の中から、自分で選びます。
会場ごとに開催日と座席数が違い、予約は先着順です。

出願・予約・支払いの期限
出願はオンラインだけです。
出願用のウェブサイトでIDを作り、日時と会場を選んで予約します。
| 支払い方法 | 予約の期限 |
|---|---|
| クレジットカード | 試験日の3営業日前まで(土日に受ける場合は4営業日前まで) |
| コンビニ・Pay-easy | 試験日の4営業日前まで(土日に受ける場合は5営業日前まで) |
営業日は、土日・祝日・年末年始を除いた日です。
予約の変更は、試験日の3営業日前(土日の受験は4営業日前)までできます。
受験料を払ったあとのキャンセルと返金は、原則としてできません。
💡 ポイント
受験後に一定の期間を空ければ、年に複数回受けられる仕組みです。
紙の試験のように「落ちたら1年待つ」必要はなくなりました。
試験の構成:2部構成・180点満点に
CBTでは、試験が2つに整理されました。
| 科目 | 解答時間 | 配点 | 測る内容 |
|---|---|---|---|
| 試験1 | 90分 | 100点 | 出題範囲の区分ごとに、日本語教育の基礎的な知識 |
| 試験2 | 約100分 | 80点 | 区分を横断した問題で、現場に対応する問題解決能力(音声の問題を含む) |
解答は、すべて多肢選択式です。
令和7年度の紙の試験は、試験Ⅰ(90分・100点)・試験Ⅱ(30分・40点・音声)・試験Ⅲ(120分・100点)の3部、240点満点でした。
試験時間は合計で210分で、休憩などを含みます(解答時間は190分)。
受付は試験開始の30分前から15分前までで、遅れると受験できません。
出題範囲は、紙の試験から変わっていません。
出題範囲:5領域・16区分・50項目
出題範囲は、実施要項の別記に一覧で示されています。
CBTになっても、範囲そのものは変わっていません。
全部で5つの領域、16の区分、50の主要項目があります。
| 領域 | 区分 | 主要項目の例 |
|---|---|---|
| 社会・文化・地域 | ①世界と日本 ②異文化接触 ③日本語教育の歴史と現状 | 日本の在留外国人施策、多文化共生、日本語教育史、日本語の試験 |
| 言語と社会 | ④言語と社会の関係 ⑤言語使用と社会 ⑥異文化コミュニケーションと社会 | 社会言語学、待遇・敬意表現、言語・非言語行動 |
| 言語と心理 | ⑦言語理解の過程 ⑧言語習得・発達 ⑨異文化理解と心理 | 談話理解、習得過程(第一言語・第二言語)、学習ストラテジー |
| 言語と教育 | ⑩言語教育法・実習 ⑪異文化間教育とコミュニケーション教育 ⑫言語教育と情報 | コースデザイン、教授法、評価法、日本語教育とICT、著作権 |
| 言語 | ⑬言語の構造一般 ⑭日本語の構造 ⑮言語研究 ⑯コミュニケーション能力 | 対照言語学、音韻・音声体系、文法体系、語用論的規範 |
協会は、全範囲から出題されるとは限らないとしています。
試験1は区分ごとの知識を、試験2は区分をまたいだ問題解決の力を問う形です。
音声の問題は試験2で出されるので、音声学の対策も欠かせません。
💡 ポイント
CBTの操作は、テストセンターを運営するプロメトリックのサイトで体験版を確認できます。
協会は、日本語教育能力検定試験のCBT説明動画を11月下旬に公開する予定としています。
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合格率は約3割で推移
協会は、年度ごとに応募者・全科目受験者・合格者の数を公表しています。

| 年度 | 応募者 | 全科目受験者 | 合格者 | 合格率(計算値) |
|---|---|---|---|---|
| 令和元年度 | 11,699人 | 9,380人 | 2,659人 | 28.3% |
| 令和2年度 | 11,316人 | 9,033人 | 2,613人 | 28.9% |
| 令和3年度 | 10,216人 | 8,269人 | 2,465人 | 29.8% |
| 令和4年度 | 8,785人 | 7,054人 | 2,182人 | 30.9% |
| 令和5年度 | 10,170人 | 8,211人 | 2,542人 | 31.0% |
| 令和6年度 | 4,196人 | 3,371人 | 1,045人 | 31.0% |
| 令和7年度 | 2,413人 | 1,944人 | 579人 | 29.8% |
合格率は、合格者数を全科目受験者数で割った計算値です。
令和元年度から令和7年度まで、28〜31%の間で推移しています。
一方で応募者は、令和5年度の10,170人から、令和7年度は2,413人まで減りました。
国家資格「登録日本語教員」の日本語教員試験が、令和6年度に始まった時期と重なります。
国家試験「日本語教員試験」との違い
協会の実施要項には、「国家資格としての登録日本語教員のための試験ではない」と書かれています。
登録日本語教員になるための国家試験は、文部科学省の「日本語教員試験」です。
日本語教育能力検定試験は、日本語教育に必要な基礎的な知識と能力を確かめる民間の検定です。
日本語学校や地域の日本語教室などで、知識の証明として使われてきました。
登録日本語教員を目指す人は、国家試験の日程も確認しておきましょう。
国家試験の日程と合格率は、日本語教員試験2026の日程と合格率にまとめています。
よくある質問
2026年10月に紙の試験はありますか?
ありません。
令和8年度からは紙の試験を行わず、CBTだけになります。
受験資格はありますか?
特に制限はありません。
結果はいつわかりますか?
受験後1か月以内に、文書で通知される予定です。
出題範囲は変わりましたか?
協会は、試験の目的・水準・出題範囲は変わらないとしています。
ただし、試験の構成は3部から2部になりました。
まとめ
- 令和8年度からCBT方式に全面移行。紙の試験はなくなった
- 最初の試験は2026年12月1日(火)。以後は通年で実施
- 出願は試験日の60日前から。最初の受付は10月5日(月)
- 受験料は13,000円(紙の試験は17,000円)
- 試験は2部構成・180点満点。合格率は近年28〜31%
出典:公益財団法人 日本国際教育支援協会「日本語教育能力検定試験(CBT)実施要項」「【重要】日本語教育能力検定試験のCBT方式への移行について(告知)」(2026年4月27日)、「令和7年度 日本語教育能力検定試験 結果の概要」「応募者・全科目受験者・合格者数 推移」。2026年10月5日確認。


