
ケアマネージャーの年収って、実際どれくらいなんだろう。
介護職からケアマネになると、どれくらい上がるのかな。

国の統計で見ると、平均の目安と、介護職員との差がはっきりわかります。
この記事では、厚生労働省の統計だけを使って整理します。
🎯 この記事の結論
厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査で、ケアマネージャー(介護支援専門員)の平均から計算した年収の目安は約441万円です。
同じ統計の介護職員は約388万円で、ケアマネの方が約53万円高い計算です。
平均年齢は53.1歳で、比べた医療・福祉の仕事の中で最も高くなっています。
男性は約488万円、女性は約422万円でした。
📋 この記事でわかること
- ケアマネの年収の目安(男女別・年齢別・職場の規模別)
- 介護職員・訪問介護員との年収の差
- ケアマネ試験の合格率(5年分)
- 年収を上げるための考え方

このサイトは、誰が書いているの?

行政書士・介護福祉士・社会福祉士の資格を持つサイト運営者です。
ケアマネの資格は持っていないので、体験談ではなく、国の統計の数字を正確に読み解くことに徹します。
💰 ケアマネの年収|国の統計でわかる平均は約441万円
ケアマネの年収を調べるときに、いちばん信頼できるのは国の統計です。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」では、「介護支援専門員(ケアマネージャー)」が単独の職種として集計されています。

| 項目 | 男女計 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|---|
| 平均年齢 | 53.1歳 | 49.5歳 | 54.6歳 |
| 平均勤続年数 | 12.4年 | 12.9年 | 12.3年 |
| 月の労働時間(所定内+残業) | 161時間+4時間 | 162時間+4時間 | 161時間+4時間 |
| 所定内給与額(月) | 29万8,800円 | 32万5,100円 | 28万8,100円 |
| きまって支給する現金給与額(月) | 30万9,100円 | 33万6,700円 | 29万7,800円 |
| 年間賞与その他特別給与額 | 70万4,200円 | 83万8,800円 | 64万9,300円 |
| 年収の目安 | 約441万円 | 約488万円 | 約422万円 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種(小分類)別(企業規模10人以上・2026年3月公表)。年収の目安は当サイトが「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与」で計算した値です。
月の給与は約31万円で、年間の賞与は約70万円です。
30万9,100円×12か月で370万9,200円、これに賞与70万4,200円を足すと、約441万円になります。
この統計の対象になったケアマネは、全国で約9.4万人で、そのうち約7割が女性です。
月の残業は平均4時間と、医療・福祉の仕事の中でも少なめです。
📝 補足
税金や社会保険料を引く前の「額面」の金額で、手取りはこれより少なくなります。
1年を通じて同じ給与が続いたと仮定した目安です。
男女の差は約66万円
男性は約488万円、女性は約422万円で、約66万円の差があります。
男性は平均年齢が49.5歳で、女性の54.6歳より約5歳若いのに、年収は高くなっています。
差の大きな部分は賞与で、男性は約84万円、女性は約65万円です。
🧑🦳 介護職員・訪問介護員との年収の差
ケアマネは、介護福祉士などとして実務経験を積んだ人が、試験に合格して研修を修了すると就ける仕事です。
同じ統計で、介護の仕事と比べてみます。
| 職種 | 平均年齢 | 月の現金給与額 | 年間賞与 | 年収の目安 |
|---|---|---|---|---|
| ケアマネージャー | 53.1歳 | 30万9,100円 | 70万4,200円 | 約441万円 |
| 介護職員(医療・福祉施設等) | 45.3歳 | 27万7,700円 | 54万7,800円 | 約388万円 |
| 訪問介護従事者 | 51.2歳 | 28万1,600円 | 43万9,700円 | 約382万円 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(男女計・企業規模10人以上)。年収の目安は当サイト計算。
ケアマネは、介護職員より月の給与が約3万円、賞与が約16万円多く、年収の目安は約53万円高い計算です。
ただし、ケアマネは平均年齢が8歳ほど高いので、年齢の違いも含まれた差です。
💡 ポイント
介護職員の夜勤手当は、毎月の給与に含まれています。
ケアマネは基本的に日勤のため、夜勤のある介護職員からケアマネになると、月の給与が思ったほど増えないこともあります。
転職を考えるときは、夜勤手当を除いた給与で比べると実態に近くなります。
🏢 職場の規模で見る|大きな職場ほど高い
| 企業規模 | 平均年齢 | 月の現金給与額 | 年間賞与 | 年収の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 1,000人以上 | 52.0歳 | 34万1,600円 | 61万2,300円 | 約471万円 |
| 100〜999人 | 52.8歳 | 30万7,500円 | 78万7,500円 | 約448万円 |
| 10〜99人 | 54.0歳 | 29万9,700円 | 61万7,200円 | 約421万円 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」。年収の目安は当サイト計算。
1,000人以上の職場は約471万円で、10〜99人の約421万円より約50万円高くなっています。
1,000人以上の職場は、月の給与が34万1,600円と高いのが特徴です。
100〜999人の職場は、賞与が約79万円と最も多くなっています。
📊 年齢別に見るケアマネの年収
同じ統計では、年齢ごとの給与と賞与も公表されています。
ケアマネは介護の実務経験が必要な仕事のため、30代後半から人数が増えます。
| 年齢 | ケアマネの年収の目安 | 集計された人数 |
|---|---|---|
| 35〜39歳 | 約404万円 | 約4,470人 |
| 40〜44歳 | 約453万円 | 約10,160人 |
| 45〜49歳 | 約457万円 | 約18,790人 |
| 50〜54歳 | 約464万円 | 約19,480人 |
| 55〜59歳 | 約454万円 | 約16,010人 |
| 60〜64歳 | 約413万円 | 約14,910人 |
| 65〜69歳 | 約399万円 | 約6,830人 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種(小分類)・年齢階級別(男女計・企業規模10人以上)。年収の目安は当サイト計算。34歳以下は集計人数が少ないため省いています。
年収の目安が最も高いのは50〜54歳で、約464万円でした。
40代から50代までは、450万〜460万円台でほぼ横ばいです。
この統計では、60歳以上のケアマネも約2.3万人集計されています。
⚠️ 国の統計を読むときの注意点
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| ① 雇われている人だけ | 独立して事業所を開いている人などは含まれない |
| ② 企業規模10人以上 | 職員が9人以下の小さな事業所で働く人は含まれない |
| ③ フルタイムの人だけ | パートや短時間勤務の人は別に集計されている |
| ④ 働く場所の区別がない | 居宅介護支援事業所・施設などの違いは、この表ではわからない |
転職サイトなどで見かける「ケアマネの平均年収」は、求人の提示額や独自の調査をもとにしていることがあります。
数字を見るときは、どの調査の、どんな人の数字なのかを確かめることが大切です。
📝 ケアマネ試験の合格率
ケアマネになるには、介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネ試験)に合格し、実務研修を修了して登録する必要があります。
受験するには、介護福祉士・看護師などの資格にもとづく業務、または相談援助の業務で、5年以上かつ900日以上の実務経験が必要です。

| 回(年度) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第24回(2021年度) | 54,290人 | 12,662人 | 23.3% |
| 第25回(2022年度) | 54,406人 | 10,328人 | 19.0% |
| 第26回(2023年度) | 56,494人 | 11,844人 | 21.0% |
| 第27回(2024年度) | 53,699人 | 17,228人 | 32.1% |
| 第28回(2025年度) | 50,601人 | 12,961人 | 25.6% |
出典:厚生労働省「第28回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」
合格率は、最近5回で19.0%から32.1%の間です。
第29回の試験は、2026年10月11日(日)に行われます。
試験後の自己採点は、ケアマネ試験の解答速報2026で手順をまとめています。
📈 ケアマネが年収を上げるための考え方
| 手がかり | 統計から読み取れること |
|---|---|
| 職場の規模 | 1,000人以上の職場は約471万円と最も高い |
| 賞与 | 100〜999人の職場は賞与が約79万円と最も多い |
| 介護職との差 | 介護職員より約53万円高い。ただし夜勤手当がなくなる点に注意 |
- 主任介護支援専門員など、上位の役割を目指す
- 規模の大きな法人の求人も検討する
- 賞与の実績(年何か月分か)と、資格手当の額を確認する
- 転職サービスで、自分の経験に合う求人の条件を比べる
💡 求人を比べるときの確認ポイント
- 資格手当(ケアマネ手当)の額
- 賞与の実績(年何か月分か)
- 担当する利用者の人数
- 居宅か施設か、働く場所の違い
- 残業の時間と、休日の取り方
🤝 転職サービスを使うという選択肢
ケアマネの求人を探す方法には、ハローワークや求人サイトのほか、介護・福祉専門の転職サービスがあります。
専門の転職サービスでは、担当者が希望の条件を聞いたうえで、求人を紹介してくれます。
求人票だけではわかりにくい担当件数や職場の雰囲気も、担当者に質問できます。
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- 介護・福祉の求人を専門に扱っているか
- ケアマネの求人を扱っているか
- 自分の住んでいる地域の求人を扱っているか
- 無理に応募をすすめられないか
准看護師との違いやなり方は、准看護師とはの記事で解説しています。
❓ ケアマネの年収についてよくある質問
Q. ケアマネの平均年収はいくらですか?
厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査では、ケアマネージャーの平均から計算した年収の目安は約441万円です。
平均年齢は53.1歳です。
Q. 介護職員とケアマネの年収の差は?
同じ統計で介護職員は約388万円、ケアマネは約441万円で、約53万円の差があります。
Q. ケアマネの年収は男女で違いますか?
男性が約488万円、女性が約422万円でした。
Q. ケアマネのボーナスはいくらですか?
年間賞与その他特別給与額は平均70万4,200円です。
Q. ケアマネ試験の合格率は?
第28回(2025年度)の合格率は25.6%でした。
Q. 約441万円は手取りの金額ですか?
手取りではありません。
税金や社会保険料を引く前の額面の金額です。
📝 まとめ|介護職から約53万円高い仕事
この記事のまとめ
- ケアマネの年収の目安は約441万円(令和7年・平均53.1歳)
- 介護職員(約388万円)より約53万円高い
- 男性は約488万円、女性は約422万円
- 1,000人以上の職場は約471万円
- ケアマネ試験の合格率は25.6%(第28回)
ケアマネは、介護の経験を活かして年収を上げられる仕事です。
より良い条件を目指すなら、まずは複数の求人を比べて、自分の市場価値を知ることから始めましょう。


