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准看護師とは?看護師との違い・なり方・年収約428万円・働く場所を国の統計と法律で解説【2026年】

准看護師が働いている場所(2024年末):病院32.7%、診療所32.8%、介護保険施設等25.4% 資格で転職
理学療法士の年収が気になる人

准看護師って、看護師と何が違うんだろう。

なり方や年収も知りたい。

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違いは法律に書いてあり、人数や年収は国の統計でわかります。

この記事では、法律と厚生労働省の統計だけを使って整理します。

🎯 この記事の結論

准看護師は、都道府県知事の免許を受けて、医師・歯科医師・看護師の指示を受けて働く看護職です。

看護師は厚生労働大臣の免許で、准看護師とは免許を出す人も、試験も違います。

就業している准看護師は233,022人(2024年末)で、約4人に1人が介護保険施設等で働いています。

年収の目安は約428万円(平均51.8歳)で、看護師の約525万円より約97万円低くなっています。

📋 この記事でわかること

  • 准看護師とは何か(法律での決まり)
  • 看護師との違い
  • 准看護師のなり方
  • 准看護師から看護師になる道(通信制は実務5年以上)
  • 人数の推移と、働いている場所
  • 年収の目安(年齢別・職場の規模別)
理学療法士の年収が気になる人

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行政書士・介護福祉士・社会福祉士の資格を持つサイト運営者です。

看護職の資格は持っていないので、体験談ではなく、法律と国の統計を正確に読み解くことに徹します。

📘 准看護師とは|法律での決まり

准看護師は、保健師助産師看護師法で決められている看護職です。

法律では、准看護師を次のように定めています。

📖 保健師助産師看護師法 第6条(要約)

准看護師とは、都道府県知事の免許を受けて、医師・歯科医師または看護師の指示を受けて、けが人や病人などの療養上の世話や、診療の補助を行うことを仕事とする人をいう。

出典:保健師助産師看護師法(e-Gov法令検索)

仕事の中身は、看護師と同じく「療養上の世話」と「診療の補助」です。

違いは、医師・歯科医師だけでなく、看護師の指示も受けて働くと決められている点です。

⚖️ 准看護師と看護師の違い

項目 准看護師 看護師
免許を出す人 都道府県知事 厚生労働大臣
試験 准看護師試験(都道府県知事が行う) 看護師国家試験(厚生労働大臣が行う)
業務の指示 医師・歯科医師・看護師の指示を受ける 医師・歯科医師の指示のもとで診療の補助を行う
養成の期間 准看護師養成所などで2年 大学4年、短大・養成所3年など
就業者数(2024年末) 233,022人 1,363,142人
年収の目安(令和7年) 約428万円(平均51.8歳) 約525万円(平均42.1歳)

出典:保健師助産師看護師法第5条・第6条・第7条・第8条/厚生労働省「令和6年衛生行政報告例」/令和7年賃金構造基本統計調査(年収は当サイト計算)

准看護師の免許は都道府県知事が出しますが、ほかの都道府県でも働けます。

大きな違いは、看護師の指示を受けて働く立場であることと、年収の水準です。

🚶 准看護師のなり方

准看護師になるには、決められた学校や養成所で学び、准看護師試験に合格する必要があります。

ルート 学ぶ期間 入学の条件
准看護師養成所(准看護学校) 2年 中学校卒業以上
高等学校の衛生看護科 3年 中学校卒業

卒業すると、都道府県知事が行う准看護師試験を受けられます。

合格すると、都道府県知事から准看護師の免許が交付されます。

📝 補足

准看護師養成所には、病院などで働きながら通える学校もあります。

ただし、特定の医療機関で働くことを入学の条件にしたり、働かないことを理由に不利益に扱ったりすることは、指定規則で禁止されています。

出典:保健師助産師看護師学校養成所指定規則第4条

📈 准看護師から看護師になる道

准看護師は、看護師学校養成所の「2年課程」に進むと、看護師国家試験の受験資格を得られます。

進学先 入学の条件 学ぶ期間
2年課程(全日制・定時制) 高校を卒業している准看護師、または免許を得てから3年以上働いた准看護師 2年以上
2年課程(通信制) 免許を得てから5年以上働いた准看護師 2年以上

出典:保健師助産師看護師法第21条/保健師助産師看護師学校養成所指定規則第4条第2項(2026年4月1日施行の版で確認)

通信制の2年課程は、働きながら看護師を目指せるしくみです。

入学の条件は、以前は「10年以上」でしたが、改正で段階的に短くなり、現在の指定規則では「5年以上」です。

学校ごとに募集の条件が細かく決まっているので、入学を考えたら募集要項で確認しましょう。

📉 准看護師の人数|10年で約10.7万人減少

就業している准看護師の数の推移:2014年340,153人から2024年233,022人へ減少
年末 准看護師 看護師
2014年 340,153人 1,086,779人
2016年 323,111人 1,149,397人
2018年 304,479人 1,218,606人
2020年 284,589人 1,280,911人
2022年 254,329人 1,311,687人
2024年 233,022人 1,363,142人

出典:厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」

就業している准看護師は、2024年末で233,022人です。

2022年から21,307人(8.4%)減りました。

年齢別では65歳以上が44,314人(19.0%)で最も多く、55歳以上が半分を超えています。

年齢 人数 割合
44歳以下 49,117人 21.1%
45〜54歳 63,235人 27.1%
55〜64歳 76,356人 32.8%
65歳以上 44,314人 19.0%

出典:厚生労働省「令和6年衛生行政報告例」表3をもとに当サイトで年齢区分をまとめたもの

🏥 准看護師が働いている場所|約4人に1人が介護保険施設等

准看護師が働いている場所(2024年末):病院32.7%、診療所32.8%、介護保険施設等25.4%
働く場所 人数 割合
病院 76,223人 32.7%
診療所 76,541人 32.8%
介護保険施設等 59,272人 25.4%
社会福祉施設 10,833人 4.6%
訪問看護ステーション 6,293人 2.7%
その他 3,860人 1.7%

出典:厚生労働省「令和6年衛生行政報告例」表2(実人員)。その他は保健所・市区町村・事業所などの合計

看護師は65.7%が病院で働いていますが、准看護師は病院・診療所・介護保険施設等にほぼ3分の1ずつ分かれています。

特に介護保険施設等で働く人の割合は25.4%で、看護師の7.9%の3倍以上です。

准看護師にとって、介護施設は大きな働き先になっています。

💰 准看護師の年収|国の統計で約428万円

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」では、准看護師は単独の職種として集計されています。

准看護師の年収(令和7年):男女計約428万円、看護師は約525万円
項目 男女計 男性 女性
平均年齢 51.8歳 44.4歳 52.7歳
平均勤続年数 13.6年 12.3年 13.8年
所定内給与額(月) 27万9,400円 29万4,700円 27万7,600円
きまって支給する現金給与額(月) 30万3,200円 32万6,700円 30万500円
年間賞与その他特別給与額 63万6,800円 74万4,900円 62万4,200円
年収の目安 約428万円 約467万円 約423万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種(小分類)別(企業規模10人以上)。年収の目安は当サイトが「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与」で計算した値です。

看護師の年収の目安は約525万円で、准看護師との差は約97万円です。

ただし、准看護師は平均年齢が51.8歳と、看護師の42.1歳より約10歳高くなっています。

年齢別・職場の規模別の年収

年齢 年収の目安
20〜24歳 約345万円
25〜29歳 約380万円
30〜34歳 約390万円
35〜39歳 約395万円
40〜44歳 約425万円
45〜49歳 約447万円
50〜54歳 約431万円
55〜59歳 約474万円
60〜64歳 約437万円
65〜69歳 約367万円
企業規模 平均年齢 年収の目安
1,000人以上 54.9歳 約457万円
100〜999人 51.1歳 約431万円
10〜99人 52.3歳 約414万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」第1表・第5表(男女計)。年収の目安は当サイト計算。

年齢別では、55〜59歳の約474万円が最も高くなっています。

看護師の年収については看護師の年収の記事で解説しています。

📝 補足

年収の目安は、税金や社会保険料を引く前の「額面」の金額です。

フルタイムで働く人の数字で、パートや短時間勤務の人は含まれていません。

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  • 夜勤・オンコールの有無と回数
  • 看護師の進学(2年課程)への支援があるか
  • 賞与の実績(年何か月分か)
  • 介護施設か、病院・診療所か

看護師国家試験の日程や合格率・合格基準は、看護師国家試験2027(第116回)の記事で解説しています。

❓ 准看護師についてよくある質問

Q. 准看護師と看護師の一番の違いは何ですか?

免許を出す人が違います。

准看護師は都道府県知事、看護師は厚生労働大臣の免許です。

また、准看護師は医師・歯科医師・看護師の指示を受けて働くと法律で決められています。

Q. 准看護師になるには何年かかりますか?

中学校を卒業していれば、准看護師養成所で2年学び、准看護師試験に合格するとなれます。

高等学校の衛生看護科(3年)を卒業する方法もあります。

Q. 准看護師から看護師になれますか?

なれます。

看護師学校養成所の2年課程で2年以上学ぶと、看護師国家試験を受けられます。

通信制の2年課程は、免許を得てから5年以上働いた准看護師が対象です。

Q. 准看護師は何人いますか?

就業している准看護師は、2024年末で233,022人です。

2022年から8.4%減りました。

Q. 准看護師の年収はいくらですか?

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査では、平均から計算した年収の目安は約428万円です。

平均年齢は51.8歳です。

Q. 准看護師はどこで働いていますか?

病院が32.7%、診療所が32.8%、介護保険施設等が25.4%です(2024年末)。

📝 まとめ

この記事のまとめ

  • 准看護師は、都道府県知事の免許を受けて、医師・歯科医師・看護師の指示で働く看護職
  • なり方は、准看護師養成所2年、または高校の衛生看護科3年
  • 看護師へは2年課程に進学。通信制は免許取得後5年以上の実務が条件
  • 就業者は233,022人で、約4人に1人が介護保険施設等
  • 年収の目安は約428万円(平均51.8歳)

准看護師は人数が減っている一方、介護施設などでは大きな役割を担っています。

働き方を考えるときは、看護師への進学と、今の資格を生かした転職の両方を比べてみましょう。

参考:保健師助産師看護師法/保健師助産師看護師学校養成所指定規則/厚生労働省 令和6年衛生行政報告例/令和7年賃金構造基本統計調査

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