📅 この記事のデータについて
この記事の数字は、人事院が2026年8月に公表した令和8年の人事院勧告と、国家公務員給与等実態調査(令和8年4月時点)の値です。
人事院勧告は、国会で給与法が改正されて、はじめて実際の給与に反映されます。
この記事の「勧告後」の金額は、勧告どおりに改正された場合のモデルの金額です。
新しい勧告や調査が公表されたら、この記事も更新します。

国家公務員の年収はいくらくらいなんだろう。
国税専門官や刑務官、海上保安官のように、職種によっても違うのかな。

国家公務員の給与は、人事院が毎年調べて公表しています。
この記事では、人事院の資料の数字だけを使って、平均の給与と、職種(俸給表)や役職による違いを順番に整理します。
🎯 この記事の結論
令和8年勧告後のモデル年間給与は、行政職(一)の全体平均で約739万円(7,390,000円)です。
行政職(一)の平均給与月額は428,451円、平均年齢は41.7歳です(令和8年4月)。
税務署の職員などの税務職は455,522円、刑務官などの公安職(一)は415,450円、海上保安官などの公安職(二)は439,144円です。
ボーナスは年間4.65月分から4.70月分に引き上げる勧告が出ています。
一般職(大卒)の初任給は、勧告後で241,500円です。
📋 この記事でわかること
- 国家公務員の平均年収(モデル年間給与)
- 平均給与月額と、その内訳
- 俸給表別(税務職・公安職など)の平均
- 役職・年齢別のモデル給与
- 職務の級別の平均俸給額
- 初任給とボーナス
- 地方公務員・民間との違い

このサイトは、誰が書いているの?

行政書士・介護福祉士・社会福祉士の資格を持つサイト運営者です。
数字はすべて人事院などの公式の資料から写し、出典を各表の下に書いています。
推計した金額や体験談は入れていません。
- 💴 国家公務員の平均年収は約739万円|令和8年勧告後のモデル
- 📊 国家公務員の平均給与月額は439,356円|内訳と前年との比較
- 👥 俸給表別の平均|税務職・公安職(刑務官・海上保安官など)
- 📈 役職・年齢別のモデル年収|本府省課長50歳は約1,488万円
- 📏 職務の級別の平均俸給額|役職が上がるほど給与も上がる
- ⏳ 経験年数別の平均俸給額|行政職(一)の大卒・高卒
- 🎓 国家公務員の初任給|一般職(大卒)は241,500円
- 🏢 地方公務員・民間との違い
- ✏️ 国家公務員になるには|採用試験の種類
- ⚠️ 国家公務員の年収の数字を読むときの注意点
- 💬 国家公務員の年収についてよくある質問
- 📝 まとめ|国家公務員の年収は俸給表・役職・勤務地で変わる
💴 国家公務員の平均年収は約739万円|令和8年勧告後のモデル
国家公務員の「年収」として人事院が示しているのは、勧告の説明資料にある「モデル給与例」の年間給与です。
行政職俸給表(一)が適用される職員の全体平均は、令和8年の勧告後で7,390,000円でした。
| 勧告前 | 勧告後 | 差 | |
|---|---|---|---|
| 平均の月額 | 428,451円 | 443,507円 | 15,056円 |
| 年間給与 | 7,123,000円 | 7,390,000円 | 267,000円 |
出典:人事院「本年の給与勧告のポイントと給与勧告の仕組み」(国家公務員モデル給与例「全体平均」)
行政職俸給表(一)は、各府省で一般の事務などを行う職員に適用される俸給表で、国家公務員の中で最も人数が多いものです。
令和8年4月時点の対象者は139,564人で、全体(248,729人)の半分以上を占めます。
📝 「年収」と「年間給与」の関係
人事院の資料には「年収」という項目はなく、「年間給与」と書かれています。
年間給与は、毎月の給与の12か月分とボーナス(期末手当・勤勉手当)を合わせた金額です。
モデル給与例の計算には、通勤手当や残業代(超過勤務手当)、扶養手当・住居手当は含まれていません。
そのため、実際に受け取る額は、家族構成や住まい、勤務地、残業時間によって変わります。
ボーナスは4.65月から4.70月へ
令和8年の勧告では、ボーナス(期末手当と勤勉手当)を年間4.65月分から4.70月分に引き上げることになりました。
直近1年間の民間企業のボーナスの支給状況と比べて決められています。
月例給についても、民間との差(官民較差)が15,056円(3.51%)あったため、引き上げが勧告されています。
📊 国家公務員の平均給与月額は439,356円|内訳と前年との比較
人事院は毎年4月時点の国家公務員の給与を調べる「国家公務員給与等実態調査」を行っています。
令和8年4月の全職員の平均給与月額は439,356円、行政職(一)は428,451円でした。

| 給与の種類 | 行政職(一) | 全職員 |
|---|---|---|
| 俸給(基本給) | 342,178円 | 356,257円 |
| 地域手当等 | 45,912円 | 45,518円 |
| 俸給の特別調整額(管理職手当) | 12,583円 | 11,889円 |
| 扶養手当 | 7,841円 | 8,653円 |
| 住居手当 | 8,190円 | 7,519円 |
| その他 | 11,747円 | 9,520円 |
| 合計 | 428,451円 | 439,356円 |
| 平均年齢 | 41.7歳 | 41.7歳 |
| 平均経験年数 | 19.4年 | 19.7年 |
出典:人事院「令和8年国家公務員給与等実態調査 報告書」(職員数、平均年齢、平均経験年数及び平均給与月額)・人事院「令和8年 人事院勧告 参考資料」(第2表)。「その他」は本府省業務調整手当・単身赴任手当・寒冷地手当など。
行政職(一)の平均給与月額428,451円のうち、俸給(基本給)が342,178円で約8割を占めます。
次に大きいのが地域手当等の45,912円です。
地域手当は、民間の賃金が高い地域に勤める職員に支給される手当で、東京23区が最も高い区分です。
| 令和7年4月 | 令和8年4月 | 増減 | |
|---|---|---|---|
| 行政職(一)の平均給与月額 | 414,480円 | 428,451円 | +13,971円 |
| 全職員の平均給与月額 | 424,979円 | 439,356円 | +14,377円 |
出典:人事院「令和8年 人事院勧告 参考資料」(第2表)。増減は当サイト計算。令和8年4月の数字は、勧告による引き上げの前の金額。
令和7年の勧告による引き上げが反映され、令和8年4月の平均給与月額は前の年より増えています。
ここに令和8年の勧告による引き上げが加わる予定です。
勤務地による差|地域手当の区分
| 地域手当の区分 | 在勤人員 | 割合(当サイト計算) | 見直し後の支給割合 |
|---|---|---|---|
| 1級地 | 69,683人 | 28.0% | 20% |
| 2級地 | 22,312人 | 9.0% | 16% |
| 3級地 | 26,138人 | 10.5% | 12% |
| 4級地 | 37,056人 | 14.9% | 8% |
| 5級地 | 35,818人 | 14.4% | 4% |
| 非支給地 | 57,722人 | 23.2% | 0% |
出典:人事院「令和8年 人事院勧告 参考資料」(第4表 地域手当の支給状況・令和8年)・人事院「令和8年 報告・勧告」別表第6。支給割合は令和9年度に見直し後の割合へ移る予定で、令和8年度は経過措置により区分ごとに違う。
地域手当は、俸給などに支給割合をかけて支給されるため、同じ級・号俸でも勤務地によって月給が変わります。
最も高い1級地(東京都特別区)では、見直し後の支給割合が20%です。
国家公務員の約28%が1級地に勤務し、約23%は地域手当が支給されない地域に勤務しています。
👥 俸給表別の平均|税務職・公安職(刑務官・海上保安官など)
国家公務員の給与は、仕事の種類ごとに分かれた「俸給表」で決まります。
同じ国家公務員でも、税務署の職員や刑務官、海上保安官などは、行政職とは別の俸給表が適用されます。

| 俸給表 | 職員数 | 平均年齢 | 平均給与月額 | うち俸給 |
|---|---|---|---|---|
| 全俸給表 | 248,729人 | 41.7歳 | 439,356円 | 356,257円 |
| 行政職俸給表(一) | 139,564人 | 41.7歳 | 428,451円 | 342,178円 |
| 行政職俸給表(二) | 1,590人 | 51.3歳 | 348,191円 | 303,443円 |
| 専門行政職俸給表 | 7,697人 | 42.6歳 | 476,463円 | 374,095円 |
| 税務職俸給表 | 48,398人 | 41.2歳 | 455,522円 | 375,754円 |
| 公安職俸給表(一) | 22,043人 | 41.8歳 | 415,450円 | 351,380円 |
| 公安職俸給表(二) | 22,812人 | 39.8歳 | 439,144円 | 366,534円 |
| 研究職俸給表 | 1,137人 | 46.0歳 | 585,809円 | 425,680円 |
| 医療職俸給表(三) | 1,757人 | 48.4歳 | 390,461円 | 343,846円 |
出典:人事院「令和8年国家公務員給与等実態調査 報告書」。令和8年4月時点。新規採用者・再任用短時間勤務職員などは含まない。
主な俸給表が適用される職員
| 俸給表 | 主に適用される職員(人事院規則9-2より) |
|---|---|
| 行政職俸給表(一) | 各府省で一般の行政事務などを行う職員(ほかの俸給表が適用されない職員) |
| 税務職俸給表 | 国税庁に勤務し、税金の賦課・徴収の事務などに従事する職員(税務署の職員など) |
| 公安職俸給表(一) | 刑務所・少年刑務所・拘置所などに勤務する職員(刑務官など)、入国警備官、皇宮護衛官、警察庁の警察官など |
| 公安職俸給表(二) | 海上保安庁の職員(船舶に乗り組む職員など)、検察庁の検察事務官、公安調査庁の公安調査官、少年院・少年鑑別所の職員など |
出典:人事院規則9-2(俸給表の適用範囲)第3条〜第5条。それぞれ除かれる職員がある(例:専ら庶務・会計を行う職員など)。
税務職の平均給与月額は455,522円で、行政職(一)より約2.7万円高くなっています(当サイト計算)。
国税専門官試験などで採用された職員は、税務署や国税局で働く間、この俸給表が適用されます。
税務職は俸給の水準が行政職(一)より高く設定されている一方、「その他」の手当は2,297円と少なめです。
刑務官などの公安職(一)は415,450円、海上保安官などの公安職(二)は439,144円です。
公安職(一)は扶養手当の平均が13,596円と、ほかの俸給表より高いのが特徴です。
地域手当等は34,764円で、行政職(一)の45,912円より少なくなっています。
⚠️ 夜勤や危険を伴う業務の手当は別
刑務官や海上保安官などには、夜勤や危険を伴う業務に対する手当(特殊勤務手当など)があります。
人事院の調査の平均給与月額の内訳には、特殊勤務手当の項目はありません(「その他」は本府省業務調整手当・単身赴任手当・寒冷地手当・特地勤務手当など)。
そのため、実際の月収は、勤務の内容によってこの表の金額より多くなる場合があります。
📈 役職・年齢別のモデル年収|本府省課長50歳は約1,488万円
人事院の説明資料には、行政職(一)の役職と年齢ごとの「モデル給与例」が載っています。
勤める組織(地方機関か本府省か)によって、地域手当や手当の額が違うため、年間給与にも差が出ます。

| 組織 | 役職 | 年齢 | 勧告後の月額 | 勧告後の年間給与 | 勧告前の年間給与 |
|---|---|---|---|---|---|
| 地方機関 | 係員(一般職・高卒初任給) | 18歳 | 209,800円 | 348.7万円 | 331.9万円 |
| 地方機関 | 係員(一般職・大卒初任給) | 22歳 | 241,500円 | 401.4万円 | 384.4万円 |
| 地方機関 | 係長 | 35歳 | 312,100円 | 525.9万円 | 506.6万円 |
| 地方機関 | 係長 | 40歳 | 331,700円 | 558.9万円 | 538.6万円 |
| 地方機関 | 課長 | 50歳 | 441,500円 | 730.6万円 | 708.5万円 |
| 本府省 | 係員(総合職・大卒初任給) | 22歳 | 312,600円 | 514.6万円 | 494.2万円 |
| 本府省 | 係長 | 28歳 | 367,740円 | 610.2万円 | 588.4万円 |
| 本府省 | 課長補佐 | 35歳 | 512,400円 | 861.0万円 | 832.0万円 |
| 本府省 | 室長 | 40歳 | 688,160円 | 1,138.1万円 | 1,105.4万円 |
| 本府省 | 課長 | 50歳 | 877,400円 | 1,488.3万円 | 1,447.3万円 |
| 本府省 | 局長 | - | 1,205,000円 | 2,003.1万円 | 1,938.6万円 |
| 本府省 | 事務次官 | - | 1,565,000円 | 2,609.0万円 | 2,523.9万円 |
出典:人事院「本年の給与勧告のポイントと給与勧告の仕組み」(国家公務員モデル給与例)。地域手当は地方機関=非支給、本府省=20%。局長・事務次官は指定職俸給表。
地方機関(各地の出先機関)で働く場合、係長35歳で約526万円、課長50歳で約731万円です。
本府省(霞が関の各省)では、地域手当や本府省業務調整手当が加わるため、同じ年代でも金額が高くなります。
本府省の課長補佐35歳で約861万円、課長50歳で約1,488万円です。
このモデルは、地域手当の区分や手当を一定の条件で計算したものです。
扶養手当・住居手当・通勤手当・残業代は含まれていないため、実際の年収はこれと違います。
📏 職務の級別の平均俸給額|役職が上がるほど給与も上がる
国家公務員の俸給は、「職務の級」と「号俸」の組み合わせで決まります。
級は職務の重さ(役職)を表し、級が上がるほど俸給も高くなります。
号俸は、同じ級の中での経験や勤務成績による段階です。

| 級 | 行政職(一) | 税務職 | 公安職(一) | 公安職(二) |
|---|---|---|---|---|
| 1級 | 236,571円(25.0歳) | 268,457円(25.0歳) | 280,247円(28.6歳) | 283,443円(25.1歳) |
| 2級 | 266,421円(30.3歳) | 298,422円(29.7歳) | 331,435円(41.6歳) | 312,425円(31.6歳) |
| 3級 | 314,877円(39.1歳) | 337,509円(35.9歳) | 364,142円(47.8歳) | 367,255円(40.7歳) |
| 4級 | 377,503円(48.3歳) | 390,435円(42.1歳) | 385,460円(46.4歳) | 423,271円(50.1歳) |
| 5級 | 400,269円(51.8歳) | 430,434円(49.7歳) | 414,173円(47.0歳) | 441,339円(52.6歳) |
| 6級 | 418,667円(52.6歳) | 454,770円(53.4歳) | 433,404円(49.6歳) | 458,609円(54.2歳) |
| 7級 | 449,430円(53.0歳) | 471,411円(55.8歳) | 451,990円(50.5歳) | 486,357円(54.5歳) |
| 8級 | 490,247円(52.8歳) | 500,464円(58.6歳) | 470,563円(54.0歳) | 524,919円(56.3歳) |
| 9級 | 547,182円(53.5歳) | 548,271円(59.5歳) | 500,941円(57.1歳) | 565,169円(58.3歳) |
| 10級 | 588,675円(53.9歳) | - | 548,229円(55.7歳) | 591,700円(58.0歳) |
| 11級 | - | - | 590,550円(56.0歳) | - |
出典:人事院「令和8年国家公務員給与等実態調査 報告書」(第4表 級別平均年齢・第6表 級別平均俸給額)。俸給のみで、手当は含まない。かっこ内は平均年齢。
行政職(一)では、1級の平均俸給額が236,571円(平均25.0歳)、10級が588,675円(平均53.9歳)です。
公安職(一)は1級の平均年齢が28.6歳で、行政職(一)の25.0歳より高くなっています。
同じ級で比べると、公安職(二)や税務職は行政職(一)より俸給が高い傾向があります。
⏳ 経験年数別の平均俸給額|行政職(一)の大卒・高卒
人事院の調査には、行政職(一)の職員について、経験年数ごと・学歴ごとの平均俸給額も載っています。
年齢別の給与は公表されていないため、勤めた年数ごとの水準を知る手がかりになります。
| 経験年数 | 大学卒 | 高校卒 |
|---|---|---|
| 1年未満 | 237,460円 | 205,675円 |
| 1年以上2年未満 | 242,409円 | 212,906円 |
| 2年以上3年未満 | 247,041円 | 218,832円 |
| 3年以上5年未満 | 256,965円 | 228,750円 |
| 5年以上7年未満 | 268,860円 | 240,143円 |
| 7年以上10年未満 | 285,958円 | 253,994円 |
| 10年以上15年未満 | 313,383円 | 274,638円 |
| 15年以上20年未満 | 357,479円 | 303,830円 |
| 20年以上25年未満 | 392,461円 | 338,896円 |
| 25年以上30年未満 | 412,768円 | 371,601円 |
| 30年以上35年未満 | 423,205円 | 396,350円 |
| 35年以上 | 424,784円 | 410,425円 |
出典:人事院「令和8年国家公務員給与等実態調査 報告書」(第7表 行政職俸給表(一)・給与決定上の学歴別)。俸給のみで、地域手当などの手当は含まない。経験年数は令和8年1月15日現在。
大学卒の平均俸給額は、経験1年未満の237,460円から、経験20年以上25年未満で392,461円になります。
上がり幅が最も大きいのは、経験10年以上15年未満から15年以上20年未満にかけての約4.4万円です(当サイト計算)。
高校卒は、経験年数が同じでも大学卒より低めですが、経験35年以上では410,425円です。
この表は俸給だけなので、実際の月給には地域手当や扶養手当などが加わります。
行政職(一)の平均では、手当の合計が月におよそ8.6万円あります(平均給与月額428,451円と俸給342,178円の差・当サイト計算)。
🎓 国家公務員の初任給|一般職(大卒)は241,500円
令和8年の勧告では、人材の確保のため、初任給を一律9,500円引き上げることになりました。
| 採用試験 | 勧告後の初任給 | 引き上げ率 |
|---|---|---|
| 総合職(大卒) | 251,500円 | +3.9% |
| 一般職(大卒) | 241,500円 | +4.1% |
| 一般職(高卒) | 209,800円 | +4.7% |
出典:人事院「本年の給与勧告のポイントと給与勧告の仕組み」。行政職(一)の俸給月額。本府省に勤務する場合などは地域手当・本府省業務調整手当が加わる。
モデル給与例では、地方機関の係員(一般職・大卒・22歳)の年間給与は勧告後で約401万円です。
本府省の係員(総合職・大卒・22歳)は約515万円で、地域手当(20%)と本府省業務調整手当を含んだ金額です。
国税専門官や刑務官などの専門職の初任給は、それぞれの俸給表で決まります。
🏢 地方公務員・民間との違い
国家公務員の給与は、民間企業の給与と同じ水準になるように、人事院が毎年調べて勧告しています。
令和8年は、民間の給与が国家公務員を月15,056円(3.51%)上回っていました。
| 比べるもの | 金額 | 出典 |
|---|---|---|
| 国家公務員 行政職(一) 平均給与月額 | 428,451円(41.7歳) | 人事院 令和8年4月 |
| 国家公務員 行政職(一) モデル年間給与(全体平均・勧告後) | 739.0万円 | 人事院 令和8年勧告 |
| 地方公務員 全職種の平均 | 約667万円 | 総務省 令和7年(当サイトの地方公務員の記事) |
| 民間の平均給与(1年を通じて勤務した人) | 487万円 | 国税庁 令和7年分 |
出典:人事院「令和8年国家公務員給与等実態調査 報告書」・人事院「本年の給与勧告のポイントと給与勧告の仕組み」・当サイト地方公務員の年収・平均年収2026
ただし、それぞれ対象も計算のしかたも違うので、金額をそのまま比べることはできません。
民間の平均給与は、パートなど正社員以外の人も含めた平均です。
国家公務員の数字は、常勤の職員の平均や、一定の条件で計算したモデルの金額です。
公務員全体の年収の考え方は公務員の年収は本当に低い?、地方の職種は警察官の年収・消防士の年収でまとめています。
✏️ 国家公務員になるには|採用試験の種類
国家公務員になるには、人事院などが行う採用試験に合格し、各府省の面接などを経て採用される必要があります。
主な試験には、総合職試験・一般職試験のほか、国税専門官や刑務官、海上保安官などの専門職の試験があります。
| 試験の区分 | 主な採用先・職種 |
|---|---|
| 総合職試験 | 各府省の本府省(政策の企画・立案など) |
| 一般職試験 | 各府省の本府省・地方機関(事務処理など) |
| 国税専門官採用試験 | 国税局・税務署(税務職俸給表) |
| 刑務官採用試験 | 刑務所・拘置所など(公安職俸給表(一)) |
| 海上保安学校学生・海上保安大学校学生採用試験 | 海上保安庁(公安職俸給表(二)) |
受験資格・試験日程は年度ごとに変わるため、人事院・各省庁の最新の受験案内で確認してください。
試験の日程は、公務員試験の日程2027でまとめています。
公務員試験は出題範囲が広いため、独学のほかに、通信講座や予備校を使う人もいます。
目指す試験に対応したコースがあるか、料金や教材の形式は、講座ごとに違うので資料で確かめましょう。
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対応している試験や料金は、無料の資料で確認できます。
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資格の大原の公務員講座も、試験の種類ごとにコースを設けています。
国家公務員の試験に対応したコースがあるか、通学とWeb通信のどちらで学べるかも含めて、資料で確かめてみましょう。
⚠️ 国家公務員の年収の数字を読むときの注意点
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| ① 勧告はまだ給与ではない | 勧告後の金額は、国会で給与法が改正されてはじめて実際の給与になる |
| ② 平均給与月額に含まれないもの | 通勤手当・残業代・ボーナス、多くの特殊勤務手当は含まない |
| ③ モデル給与例の条件 | 扶養手当・住居手当・通勤手当・残業代は含まない一定の条件の計算 |
| ④ 対象外の職員 | 新規採用者・再任用短時間勤務職員・在外公館の職員などは調査に入っていない |
| ⑤ 一般職の国家公務員 | 自衛官や裁判所の職員、国会職員などは、別の法律で給与が決まる |
出典:人事院「令和8年国家公務員給与等実態調査 報告書」・人事院「本年の給与勧告のポイントと給与勧告の仕組み」
💬 国家公務員の年収についてよくある質問
Q. 国家公務員の平均年収はいくらですか?
人事院の令和8年勧告後のモデル給与例では、行政職(一)の全体平均の年間給与は7,390,000円(約739万円)です。
扶養手当・住居手当・通勤手当・残業代は含みません。
Q. 国家公務員の平均月収はいくらですか?
令和8年4月の平均給与月額は、全職員で439,356円、行政職(一)で428,451円です。
通勤手当と残業代は含みません。
Q. 国税専門官の年収はどのくらいですか?
国税専門官試験で採用された職員が税務署などで働く間は、税務職俸給表が適用されます。
税務職俸給表の職員の平均給与月額は455,522円(平均41.2歳)です。
年間給与のモデルは公表されていません。
Q. 刑務官の年収はどのくらいですか?
刑務官には主に公安職俸給表(一)が適用されます。
公安職(一)の職員の平均給与月額は415,450円(平均41.8歳)です。
この俸給表には入国警備官や皇宮護衛官なども含まれます。
Q. 海上保安官の年収はどのくらいですか?
海上保安庁の職員の多くには公安職俸給表(二)が適用されます。
公安職(二)の職員の平均給与月額は439,144円(平均39.8歳)です。
この俸給表には検察事務官や公安調査官なども含まれます。
Q. 国家公務員のボーナスは何か月分ですか?
令和8年の勧告では、期末手当と勤勉手当を合わせて年間4.65月分から4.70月分に引き上げることになりました。
Q. 国家公務員の初任給はいくらですか?
令和8年の勧告後で、総合職(大卒)251,500円、一般職(大卒)241,500円、一般職(高卒)209,800円です。
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📝 まとめ|国家公務員の年収は俸給表・役職・勤務地で変わる
この記事のまとめ
- 行政職(一)のモデル年間給与は、令和8年勧告後の全体平均で約739万円
- 行政職(一)の平均給与月額は428,451円(41.7歳)、全職員は439,356円
- 税務職455,522円・公安職(一)415,450円・公安職(二)439,144円
- 本府省の課長50歳のモデルは約1,488万円、地方機関の係長35歳は約526万円
- ボーナスは年間4.70月分、一般職(大卒)の初任給は241,500円(いずれも勧告後)
- 勧告の金額は、国会で給与法が改正されて実際の給与になる
国家公務員の年収は、どの俸給表が適用されるか、どの役職か、どこに勤務するかで大きく変わります。
気になる職種がある人は、俸給表別の平均と、役職ごとのモデルの両方で確かめてみてください。
この記事は、次の人事院勧告が公表されたら新しい数字に更新します。
参考:人事院「令和8年人事院勧告」のページ/人事院「令和8年 人事院勧告・報告の概要」/人事院「本年の給与勧告のポイントと給与勧告の仕組み」/人事院「令和8年 人事院勧告 参考資料」/人事院「令和8年国家公務員給与等実態調査 報告書」/人事院規則9-2(俸給表の適用範囲)


