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管理栄養士の年収はいくら?国の統計で見る平均約404万円と年齢・職場の規模別の違い・上げ方

栄養士(管理栄養士を含む)の年収(令和7年):男女計約404万円、男性約484万円、女性約398万円、企業規模1,000人以上約435万円 資格で転職
理学療法士の年収が気になる人

管理栄養士の年収って、実際どれくらいなんだろう。

栄養士とはどれくらい違うのかな。

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国の統計で見ると、平均の目安と、年齢や職場の規模による違いがわかります。

この記事では、厚生労働省の統計だけを使って整理します。

🎯 この記事の結論

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査で、栄養士(管理栄養士を含む)の平均から計算した年収の目安は約404万円です。

平均年齢は38.9歳、平均勤続年数は9.4年です。

年齢別では55〜59歳の約505万円が最も高くなっています。

職場の規模別では、1,000人以上の職場が約435万円で最も高くなっています。

📋 この記事でわかること

  • 管理栄養士・栄養士の年収の目安(男女別・年齢別・職場の規模別)
  • 管理栄養士と栄養士の違いを統計でどう読むか
  • 看護師など、ほかの医療・福祉職との比較
  • 管理栄養士国家試験の合格率(5年分)
  • 年収を上げるための考え方
理学療法士の年収が気になる人

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行政書士・介護福祉士・社会福祉士の資格を持つサイト運営者です。

管理栄養士の資格は持っていないので、体験談ではなく、国の統計の数字を正確に読み解くことに徹します。

💰 管理栄養士の年収|国の統計でわかる平均は約404万円

管理栄養士の年収を調べるときに、いちばん信頼できるのは国の統計です。

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」は、全国の事業所の給与を毎年調べている統計です。

この統計では、管理栄養士と栄養士は「栄養士」というひとつの職種にまとめて集計されています。

栄養士(管理栄養士を含む)の年収(令和7年):男女計約404万円、男性約484万円、女性約398万円、企業規模1,000人以上約435万円
項目 男女計 男性 女性
平均年齢 38.9歳 40.1歳 38.8歳
平均勤続年数 9.4年 10.9年 9.3年
月の労働時間(所定内+残業) 162時間+6時間 163時間+15時間 162時間+5時間
所定内給与額(月) 26万6,900円 29万8,000円 26万4,700円
きまって支給する現金給与額(月) 27万8,800円 33万1,800円 27万5,100円
年間賞与その他特別給与額 69万4,700円 86万400円 68万3,100円
年収の目安 約404万円 約484万円 約398万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種(小分類)別(企業規模10人以上・2026年3月公表)。年収の目安は当サイトが「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与」で計算した値です。

月の給与は約28万円で、年間の賞与は約69万円です。

27万8,800円×12か月で334万5,600円、これに賞与69万4,700円を足すと、約404万円になります。

この統計の対象になった栄養士(管理栄養士を含む)は、全国で約10.5万人です。

そのうち約93%が女性です。

📝 補足

税金や社会保険料を引く前の「額面」の金額で、手取りはこれより少なくなります。

1年を通じて同じ給与が続いたと仮定した目安です。

管理栄養士と栄養士は統計で分けられていない

国の統計は、職業の分類にしたがって集計されています。

その分類では、管理栄養士は栄養士と同じ「栄養士」の区分に入ります。

そのため、管理栄養士だけの平均年収は、この統計からは出せません。

求人では、管理栄養士の資格に手当がつく職場や、管理栄養士を必須とする職場があります。

管理栄養士の資格の有無で給与がどれくらい違うかは、職場ごとに求人票で確認するのが確実です。

男女の差は約86万円|男性は残業が多い

男性は約484万円、女性は約398万円で、約86万円の差があります。

ただし、男性は月の残業が15時間で、女性の5時間より10時間多くなっています。

平均勤続年数も、男性が1.6年長くなっています。

また、男性は約7,000人と少ないので、働き方の違いが平均に表れやすい点にも注意が必要です。

📈 年齢別の年収|55〜59歳が約505万円で最も高い

同じ統計には、年齢ごとの集計もあります。

年齢が上がるにつれて、年収の目安も上がっていきます。

栄養士(管理栄養士を含む)の年齢別の年収:20〜24歳約329万円から55〜59歳約505万円
年齢 平均勤続 月の現金給与額 年間賞与 年収の目安
20〜24歳 1.5年 24万4,100円 35万8,100円 約329万円
25〜29歳 3.6年 25万2,600円 58万7,500円 約362万円
30〜34歳 6.0年 26万3,700円 64万3,600円 約381万円
35〜39歳 9.7年 27万9,400円 72万5,400円 約408万円
40〜44歳 11.2年 29万4,600円 80万7,600円 約434万円
45〜49歳 12.8年 30万1,500円 85万1,600円 約447万円
50〜54歳 16.7年 30万2,100円 88万3,300円 約451万円
55〜59歳 18.3年 33万9,900円 97万3,900円 約505万円
60〜64歳 20.3年 29万3,900円 57万3,000円 約410万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種(小分類)・年齢階級別(男女計・企業規模10人以上)。年収の目安は当サイト計算。

20代前半の約329万円から、50代後半の約505万円まで、約176万円上がっています。

20代前半は勤続年数が短いので、賞与が満額に届いていないことも影響しています。

60歳を過ぎると、定年後の再雇用などで年収が下がる傾向があります。

🏢 職場の規模で見る|1,000人以上は約435万円

企業規模 平均年齢 平均勤続 月の現金給与額 年間賞与 年収の目安
1,000人以上 35.2歳 7.7年 30万400円 74万5,300円 約435万円
100〜999人 40.1歳 10.7年 27万6,000円 65万5,000円 約397万円
10〜99人 40.0歳 8.6年 26万4,600円 71万9,600円 約389万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」。年収の目安は当サイト計算。

1,000人以上の職場は、平均年齢が35.2歳と最も若いのに、年収の目安は最も高くなっています。

月の給与が、ほかの規模より2万円以上多いためです。

この統計で集計された栄養士のうち、約48%が100〜999人の職場で働いています。

💡 ポイント

規模の大きな職場ほど、月の給与が高い傾向があります。

転職先を比べるときは、月給だけでなく賞与の実績(年何か月分か)も確認しましょう。

🏥 ほかの医療・福祉職と年収をくらべる

同じ統計の、同じ条件(男女計・企業規模10人以上)で比べてみます。

医療・福祉職の年収くらべ:看護師約525万円、臨床検査技師約482万円、栄養士約404万円、介護職員約388万円
職種 平均年齢 年収の目安
看護師 42.1歳 約525万円
臨床検査技師 40.2歳 約482万円
理学療法士など 36.2歳 約444万円
保育士 40.3歳 約428万円
栄養士(管理栄養士を含む) 38.9歳 約404万円
歯科衛生士 36.4歳 約396万円
介護職員(医療・福祉施設等) 45.3歳 約388万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」。年収の目安は当サイト計算。

栄養士(管理栄養士を含む)の年収は、医療職の中では低めで、保育士や歯科衛生士に近い水準です。

看護師の約525万円とは、約121万円の差があります。

病院では看護師や臨床検査技師と同じ職場で働くことも多いので、この差は気になるところです。

看護師の年収は看護師の年収、臨床検査技師は臨床検査技師の年収、保育士は保育士の年収の記事で解説しています。

診療放射線技師の年収は診療放射線技師の年収の記事で解説しています。

⚠️ 国の統計を読むときの注意点

注意点 内容
① 管理栄養士と栄養士が合算 管理栄養士だけの年収は、この統計からはわからない
② 雇われている人だけ 開業している人などは含まれない
③ 企業規模10人以上 職員が9人以下の小さな職場で働く人は含まれない
④ フルタイムの人だけ パートや短時間勤務の人は別に集計されている
⑤ 働く場所の区別がない 病院・介護施設・保育所・給食会社などの違いは、この表ではわからない

転職サイトなどで見かける「管理栄養士の平均年収」は、求人の提示額や独自の調査をもとにしていることがあります。

数字を見るときは、どの調査の、どんな人の数字なのかを確かめることが大切です。

✅ 年収の数字を見るときのチェックリスト

  • 国の統計か、企業の独自調査か
  • 管理栄養士だけの数字か、栄養士を含むか
  • 雇われている人だけか
  • 平均値か中央値か
  • いつの時点の数字か

📝 管理栄養士国家試験の合格率

管理栄養士になるには、管理栄養士国家試験に合格する必要があります。

受験するには、4年制の管理栄養士養成施設を卒業するか、栄養士の免許をとったあとに実務経験を積む必要があります。

卒業した養成施設 受験に必要な実務経験
管理栄養士養成施設(4年) 不要(卒業見込みで受験できる)
栄養士養成施設(4年) 1年以上
栄養士養成施設(3年) 2年以上
栄養士養成施設(2年) 3年以上

出典:栄養士法第5条の3

管理栄養士国家試験の合格率:第36回65.1%から第40回47.6%
回(実施年) 受験者数 合格者数 合格率
第36回(2022年) 16,426人 10,692人 65.1%
第37回(2023年) 16,351人 9,254人 56.6%
第38回(2024年) 16,329人 8,056人 49.3%
第39回(2025年) 16,169人 7,778人 48.1%
第40回(2026年) 15,927人 7,582人 47.6%

出典:厚生労働省「第40回管理栄養士国家試験の結果について」(2026年3月27日発表)

合格率は5年続けて下がり、第40回は47.6%でした。

合格基準は、200点満点中120点以上です。

受験者の区分(第40回) 受験者数 合格者数 合格率
管理栄養士養成課程(新卒) 8,585人 6,810人 79.3%
管理栄養士養成課程(既卒) 2,222人 208人 9.4%
栄養士養成課程(既卒) 5,120人 564人 11.0%

新卒者の合格率は約8割ですが、既卒者は約1割にとどまります。

栄養士として働きながら管理栄養士を目指す人は、受験者の約3人に1人です。

📈 管理栄養士が年収を上げるための考え方

手がかり 統計から読み取れること
職場の規模 1,000人以上の職場は年収の目安が約435万円と最も高い
年齢と勤続 年齢とともに上がり、55〜59歳で約505万円
賞与 35歳以降は賞与が70万円を超え、50代後半は約97万円
  • 栄養士の人は、管理栄養士の資格をとる
  • 規模の大きな病院や法人の求人も検討する
  • 賞与の実績(年何か月分か)と、資格手当の額を確認する
  • 転職サービスで、自分の経験に合う求人の条件を比べる

大切なのは、ひとつの職場の条件だけで判断せず、複数の求人を比べてみることです。

💡 求人を比べるときの確認ポイント

  • 管理栄養士の資格手当の有無と額
  • 賞与の実績(年何か月分か)
  • 献立作成が中心か、調理も担当するか
  • 直接雇用か、給食会社からの委託か
  • 早番・遅番の有無と、休日の取り方

働く場所ごとの特徴

働く場所 仕事の特徴
病院 入院患者の栄養管理や、栄養指導が中心
介護施設 入所者の栄養ケア・マネジメントや、食事形態の調整が中心
保育所・学校 給食の献立作成や、食育が中心
給食会社 委託を受けた施設で、給食の献立作成や調理を担当

国の統計には、働く場所ごとの年収は載っていません。

気になる場合は、求人ごとに給与と賞与の条件を比べるのが確実です。

🤝 転職サービスを使うという選択肢

管理栄養士の求人を探す方法には、ハローワークや求人サイトのほか、専門の転職サービスがあります。

専門の転職サービスでは、担当者が希望の条件を聞いたうえで、求人を紹介してくれます。

求人票だけではわかりにくい賞与の実績や、調理を担当するかどうかも、担当者に質問できます。

利用は無料のサービスが多いので、今すぐ転職しない人も、相場を知るために相談してみる方法があります。

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✅ 転職サービスの選び方

  • 管理栄養士・栄養士の求人を扱っているか
  • 病院・介護施設など、希望する職場の求人があるか
  • 自分の住んでいる地域の求人を扱っているか
  • 無理に応募をすすめられないか

❓ 管理栄養士の年収についてよくある質問

Q. 管理栄養士の平均年収はいくらですか?

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査では、栄養士(管理栄養士を含む)の平均から計算した年収の目安は約404万円です。

平均年齢は38.9歳です。

Q. 管理栄養士と栄養士で年収は違いますか?

国の統計では、管理栄養士と栄養士はひとつの職種として集計されているので、違いはわかりません。

資格手当の有無などは、求人ごとに確認する必要があります。

Q. 管理栄養士のボーナスはいくらですか?

同じ統計で、年間賞与その他特別給与額は平均69万4,700円です。

1,000人以上の職場では74万5,300円でした。

Q. 年齢が上がると年収は上がりますか?

同じ統計では、20〜24歳の約329万円から、55〜59歳の約505万円まで上がっています。

Q. 管理栄養士国家試験の合格率は?

第40回(2026年3月実施)の合格率は47.6%でした。

新卒者は79.3%、既卒者は約1割です。

Q. 約404万円は手取りの金額ですか?

手取りではありません。

税金や社会保険料を引く前の額面の金額です。

📝 まとめ|年齢・規模・資格手当を比べる

この記事のまとめ

  • 栄養士(管理栄養士を含む)の年収の目安は約404万円(令和7年・平均38.9歳)
  • 年齢別では55〜59歳の約505万円が最も高い
  • 1,000人以上の職場は約435万円
  • 看護師は約525万円で、約121万円の差
  • 管理栄養士国家試験の合格率は47.6%(第40回)

管理栄養士の年収は、年齢と職場の規模で差がつきます。

より良い条件を目指すなら、まずは複数の求人を比べて、自分の市場価値を知ることから始めましょう。

参考:厚生労働省 令和7年賃金構造基本統計調査(職種別)/厚生労働省 第40回管理栄養士国家試験の合格発表

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