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歯科衛生士の年収はいくら?国の統計で見る平均約396万円と職場の規模別の違い・賞与の差

歯科衛生士の年収(令和7年):男女計約396万円、企業規模1,000人以上約439万円、100〜999人約395万円、10〜99人約390万円 資格で転職
理学療法士の年収が気になる人

歯科衛生士の年収って、実際どれくらいなんだろう。

ボーナスが少ない気がするけれど、ほかの歯科医院も同じなのかな。

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国の統計で見ると、平均の目安と、職場の規模による賞与の違いがはっきりわかります。

この記事では、厚生労働省の統計だけを使って整理します。

🎯 この記事の結論

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査で、歯科衛生士の平均から計算した年収の目安は約396万円です。

平均年齢は36.4歳、平均勤続年数は6.1年です。

職場の規模別では、1,000人以上の職場が約439万円で、10〜99人の約390万円より約49万円高くなっています。

月の給与はほぼ同じで、差のほとんどは賞与の額によるものです。

📋 この記事でわかること

  • 歯科衛生士の年収の目安(職場の規模別)
  • 賞与の差がどこで生まれているか
  • 働く約15万人のうち、統計に入っている人・入っていない人
  • ほかの医療・福祉の仕事との比較
  • 国家試験の合格率と、年収を上げるための考え方
理学療法士の年収が気になる人

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行政書士・介護福祉士・社会福祉士の資格を持つサイト運営者です。

歯科衛生士の資格は持っていないので、体験談ではなく、国の統計の数字を正確に読み解くことに徹します。

💰 歯科衛生士の年収|国の統計でわかる平均は約396万円

歯科衛生士の年収を調べるときに、いちばん信頼できるのは国の統計です。

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」は、全国の事業所の給与を毎年調べている統計です。

この統計では、歯科衛生士は単独の職種として集計されています。

歯科衛生士の年収(令和7年):男女計約396万円、企業規模1,000人以上約439万円、100〜999人約395万円、10〜99人約390万円
項目 歯科衛生士(男女計)
平均年齢 36.4歳
平均勤続年数 6.1年
月の労働時間(所定内+残業) 162時間+5時間
所定内給与額(月) 28万1,600円
きまって支給する現金給与額(月) 29万2,500円
年間賞与その他特別給与額 45万300円
年収の目安 約396万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種(小分類)別(企業規模10人以上・2026年3月公表)。年収の目安は当サイトが「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与」で計算した値です。

月の給与は約29万円で、年間の賞与は約45万円です。

29万2,500円×12か月で351万円、これに賞与45万300円を足すと、約396万円になります。

女性だけで見ても約396万円で、ほとんど同じです。

この統計で集計された男性は約120人と少ないため、この記事では男女別の比較はしていません。

📝 補足

税金や社会保険料を引く前の「額面」の金額で、手取りはこれより少なくなります。

1年を通じて同じ給与が続いたと仮定した目安です。

「きまって支給する現金給与額」とは

統計の項目 意味 歯科衛生士
所定内給与額 残業代などを除いた、毎月の基本の給与 28万1,600円
きまって支給する現金給与額 所定内給与額に、残業代や手当を加えた毎月の給与 29万2,500円
年間賞与その他特別給与額 1年間に支給された賞与など 45万300円

所定内給与額と比べると、残業代や手当で毎月約1万円が上乗せされています。

月の残業は平均5時間で、医療職の中では少ない方です。

🏢 職場の規模で見る|差がつくのは賞与

歯科衛生士の年収を職場の規模別に見ると、はっきりした特徴があります。

月の給与はあまり変わらないのに、賞与に大きな差があるのです。

企業規模 平均年齢 平均勤続 月の現金給与額 年間賞与 年収の目安
1,000人以上 37.6歳 9.3年 30万5,200円 72万7,700円 約439万円
100〜999人 44.4歳 9.0年 26万6,000円 75万4,400円 約395万円
10〜99人 35.5歳 5.4年 29万3,400円 38万3,800円 約390万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」。年収の目安は当サイト計算。

10〜99人の職場は、月の給与が29万3,400円と、1,000人以上の職場とほぼ同じ水準です。

ところが賞与は38万3,800円で、1,000人以上の職場の72万7,700円の約半分にとどまります。

平均勤続年数も5.4年と短く、勤め先を変える人が多いことがうかがえます。

この統計で集計された歯科衛生士のうち、約8割が10〜99人の職場で働いています。

歯科衛生士の平均年収が約396万円にとどまるのは、賞与の少ない中小規模の職場で働く人が多いことが大きく影響していると考えられます。

💡 ポイント

歯科衛生士は、職場によって月給より賞与の差が大きい仕事です。

求人を比べるときは、月給だけでなく「賞与の実績(年何か月分か)」を必ず確認しましょう。

👥 働く歯科衛生士は約15万人|9割が診療所

別の国の統計で、実際に働いている歯科衛生士の人数と、働いている場所がわかります。

厚生労働省の「衛生行政報告例」によると、令和6年末に働いている歯科衛生士は149,579人でした。

2年前の令和4年より4,396人(3.0%)増えています。

働く歯科衛生士は約15万人で9割が診療所。賃金統計の対象は約5.5万人
働いている場所 人数 割合
診療所 135,499人 90.6%
病院 7,675人 5.1%
市区町村 1,929人 1.3%
介護保険施設等 1,533人 1.0%
歯科衛生士学校・養成所 1,123人 0.8%
保健所 768人 0.5%

出典:厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」(令和6年末現在)

歯科衛生士の9割は、歯科医院などの診療所で働いています。

年齢別では25〜29歳が13.4%で最も多く、40代は合わせて25.2%です。

20代から50代まで、どの年代にも幅広く働く人がいます。

年齢 人数 割合
25歳未満 14,417人 9.6%
25〜29歳 20,043人 13.4%
30〜34歳 16,805人 11.2%
35〜39歳 18,130人 12.1%
40〜44歳 18,938人 12.7%
45〜49歳 18,738人 12.5%
50〜54歳 17,320人 11.6%
55〜59歳 12,621人 8.4%
60〜64歳 7,850人 5.2%
65歳以上 4,717人 3.2%

出典:厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」(令和6年末現在)

平均年収の数字に入っていない人がいる

ここで注意したいのは、賃金統計の対象です。

賃金構造基本統計調査の職種別の表は、企業規模10人以上の職場で、フルタイムで働く人だけを集計しています。

この表で集計された歯科衛生士は約5.5万人で、働いている約15万人の4割弱にあたります。

職員が9人以下の歯科医院や、パートで働く人の給与は、約396万円という数字には入っていません。

⚠️ 統計を読むときの注意点

  • 雇われている人だけが対象(開業している人などは含まれない)
  • 企業規模10人以上の職場が対象
  • フルタイムで働く人が対象(パート・短時間勤務は別集計)
  • 平均値なので、一部の高い人・低い人に引っぱられることがある

求人サイトなどで見かける「歯科衛生士の平均年収」は、求人の提示額や独自の調査をもとにしていることがあります。

数字を見るときは、どの調査の、どんな人の数字なのかを確かめることが大切です。

📊 年齢別に見る歯科衛生士の年収

同じ統計では、年齢ごとの給与と賞与も公表されています。

20〜24歳の歯科衛生士の年収の目安は約332万円です。

集計された人数が1,000人以上の年齢層で最も高いのは45〜49歳で、約457万円でした。

40〜44歳は年収の目安が一時的に下がっていて、年齢とともに一直線に上がるわけではありません。

同じ年齢層の中でも、職場や経験年数によって給与には幅がある点に注意しましょう。

年齢 歯科衛生士の年収の目安 集計された人数
20〜24歳 約332万円 約13,580人
25〜29歳 約395万円 約11,360人
30〜34歳 約402万円 約4,680人
35〜39歳 約439万円 約2,690人
40〜44歳 約371万円 約5,480人
45〜49歳 約457万円 約6,380人
50〜54歳 約446万円 約5,660人
55〜59歳 約436万円 約3,490人
60〜64歳 約442万円 約1,020人

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種(小分類)・年齢階級別(男女計・企業規模10人以上)。年収の目安は当サイトが「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与」で計算した値です。65歳以上は集計人数が少ないため省いています。

🏥 ほかの医療・福祉の仕事と年収をくらべる

同じ統計の、同じ条件(男女計・企業規模10人以上)で比べてみます。

医療・福祉の仕事の年収くらべ:看護師約525万円、臨床検査技師約482万円、歯科技工士約459万円、歯科衛生士約396万円
職種 平均年齢 平均勤続 年収の目安
看護師 42.1歳 9.8年 約525万円
臨床検査技師 40.2歳 11.2年 約482万円
歯科技工士 41.6歳 11.5年 約459万円
理学療法士など 36.2歳 8.4年 約444万円
保育士 40.3歳 9.1年 約428万円
栄養士 38.9歳 9.4年 約404万円
歯科衛生士 36.4歳 6.1年 約396万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」。年収の目安は当サイト計算。

歯科衛生士は、比べた医療・福祉の仕事の中で年収の目安が最も低く、平均勤続年数も6.1年と最も短くなっています。

同じ歯科の仕事の歯科技工士と比べると、年収の目安は約63万円低い計算です。

ただし歯科技工士は平均年齢が41.6歳と5歳ほど高く、勤続年数も長いので、単純には比べられません。

看護師の年収は看護師の年収、理学療法士は理学療法士の年収、保育士は保育士の年収の記事で解説しています。

臨床検査技師の年収は臨床検査技師の年収の記事で、男女や職場の規模による違いを解説しています。

作業療法士の年収は作業療法士の年収の記事で、国家試験の合格率とあわせて解説しています。

📝 歯科衛生士国家試験の合格率

歯科衛生士になるには、歯科衛生士の学校や養成所で3年以上学び、国家試験に合格する必要があります。

令和8年3月1日に行われた第35回の結果は次のとおりです。

受験者数 合格者数 合格率 合格基準
7,882人 7,452人 94.5% 220点満点中132点以上

出典:厚生労働省「第35回歯科衛生士国家試験の合格発表について」(令和8年3月26日)

合格率は9割を超えています。

毎年7,000人以上が新たに歯科衛生士の国家試験に合格していることになります。

📈 歯科衛生士が年収を上げるための考え方

国の統計から読み取れる手がかりを、表にまとめます。

手がかり 統計から読み取れること
賞与 1,000人以上の職場の賞与は約73万円、10〜99人は約38万円で、約2倍の差がある
職場の規模 1,000人以上の職場の年収の目安は約439万円と最も高い
働く場所 9割は診療所。病院・市区町村・介護施設などで働く人もいる
勤続年数 平均6.1年と短く、職場を変える人が多い
  • 賞与の実績(年何か月分か)を、求人ごとに比べる
  • 病院の歯科口腔外科や、規模の大きな医療法人の求人も検討する
  • 訪問歯科など、働く場所の選択肢を広げる
  • 転職サービスで、自分の経験に合う求人の条件を比べる

勤続年数が短い仕事ほど、次の職場選びが年収に直結します。

ひとつの職場の条件だけで判断せず、複数の求人を比べてみることが大切です。

💡 求人を比べるときの確認ポイント

  • 賞与の実績(年何か月分か)
  • 月給に含まれる手当の内訳
  • 残業の時間と、残業代の支払い方
  • 社会保険の加入と、有給休暇の取りやすさ
  • 歯科医師・歯科衛生士の人数(職場の規模)

働く場所ごとの特徴

働く場所 仕事の特徴
歯科診療所 予防処置・歯科保健指導・診療の補助が中心。働く人の9割
病院 歯科口腔外科などで、入院患者の口腔ケアも担う
市区町村・保健所 乳幼児や高齢者の歯科健診・保健指導など
介護保険施設等 入所者の口腔ケアや、誤嚥性肺炎の予防など

国の統計には、働く場所ごとの年収は載っていません。

気になる場合は、求人ごとに給与と賞与の条件を比べるのが確実です。

🤝 転職サービスを使うという選択肢

歯科衛生士の求人を探す方法には、ハローワークや求人サイトのほか、歯科専門の転職サービスがあります。

専門の転職サービスでは、担当者が希望の条件を聞いたうえで、求人を紹介してくれます。

求人票だけではわかりにくい賞与の実績や職場の人数も、担当者に質問できます。

利用は無料のサービスが多いので、今すぐ転職しない人も、相場を知るために相談してみる方法があります。

✅ 転職サービスの選び方

  • 歯科・歯科衛生士を専門に扱っているか
  • 自分の住んでいる地域の求人を扱っているか
  • 担当者に、賞与の実績や職場の人数を質問できるか
  • 無理に応募をすすめられないか

❓ 歯科衛生士の年収についてよくある質問

Q. 歯科衛生士の平均年収はいくらですか?

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査では、歯科衛生士の平均から計算した年収の目安は約396万円です。

平均年齢は36.4歳です。

Q. 歯科衛生士のボーナスはいくらですか?

同じ統計で、年間賞与その他特別給与額は平均45万300円です。

1,000人以上の職場では約73万円、10〜99人の職場では約38万円でした。

Q. 大きな職場の方が年収は高いですか?

企業規模1,000人以上の年収の目安は約439万円で、10〜99人の約390万円より約49万円高くなっています。

差のほとんどは賞与の額によるものです。

Q. 約396万円は小さな歯科医院の人も含みますか?

含みません。

この統計は企業規模10人以上の職場で、フルタイムで働く人が対象です。

職員9人以下の歯科医院やパートで働く人は入っていません。

Q. 歯科衛生士は何人くらい働いていますか?

令和6年末で149,579人です。

そのうち90.6%にあたる135,499人が診療所で働いています。

Q. 歯科衛生士国家試験の合格率は?

第35回(令和8年3月実施)の合格率は94.5%でした。

合格基準は220点満点中132点以上です。

Q. 約396万円は手取りの金額ですか?

手取りではありません。

税金や社会保険料を引く前の額面の金額です。

📝 まとめ|賞与の実績を比べる

この記事のまとめ

  • 歯科衛生士の年収の目安は約396万円(令和7年・平均36.4歳)
  • 1,000人以上の職場は約439万円、10〜99人は約390万円
  • 差のほとんどは賞与(約73万円と約38万円)
  • 働く約15万人の9割が診療所。小さな歯科医院やパートの人は統計に入っていない
  • 国家試験の合格率は94.5%(第35回)

歯科衛生士の年収は、月給よりも賞与で差がつく仕事です。

より良い条件を目指すなら、まずは複数の求人を比べて、賞与の実績を確かめることから始めましょう。

参考:厚生労働省 令和7年賃金構造基本統計調査(職種別)/厚生労働省 令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)/厚生労働省 第35回歯科衛生士国家試験の合格発表

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